ギャザリング

2017年11月22日 (水)

ティータイムⅡ-⑧

【黒執事】

原作未読です。でも人気の高い漫画作品だと知っていたので、また難しい原作を選んだな~と思いました。実写化って難しいと思うのですよね(そして厳しい意見が多いようにも思う)。

で、今回はどうだったか?と問われたら未読なのでなんともいえませんが、微妙な部分もあるけれども成功している部分もあるように感じました(こうとしか言えない)。役者の皆さんに対しても、描かれるシーンにしても、良いという時と「ん?」という時があった感じ。でもそんな中で総じて良かったのがセットとか美術とか建物。主人公の住むお城は広くて豪華でお庭も手入れされていて中途半端さのない突き抜けた豪華さが良かったです。
そしてお話しもなかなか良かったと思います。

で、演出についてですが、アクションは申し分なし。所々コメディチックなのも面白い。まあ、特殊パーティーがありきたりな男女いちゃこらだったのはいまいちでしたけれども…。

そして登場人物。執事役の水嶋ヒロさん、この方ありきで映画制作の話しが進んだような記憶があるのですけど、登場シーンのセリフ回しに多少の違和感を感じつつも間違いないといった印象でした(漫画読者の印象はどうあれ)。そして剛力彩芽さん。女の子が男の子になるらしく…原作の内容がどうなのかは分かりませんが絵的には拝見したことがあったので、ちょっとイメージが違うかな~と思いました。何歳の役なのか分からないのですけれども、こんなに幼い顔されていたかしら?というくらいなんだか幼く見えまして(&時々芦田愛菜ちゃんにも見えるような)、元々ボーイッシュな感じがとても魅力的な方なので「僕」とかは似合っていたのですけれども…。でも、最後にベッドの上で凄く良い表情をされるのですよね…そこは大変素敵でした。

とはいえ、所々名シーンはありました。メイド役の山本美月さんが(アクション格好よかったなぁ)剛力彩芽さんに対して「しおりお嬢様…」というところとか、叔母役の優香さんが(名演連発されてました)最後に涙するところとか。命を張って剛力彩芽さんが屋上に行くところとか結構涙を誘われたシーンも。

ところで、なんとなく主従の関係を越えて恋愛的要素を主人公二人が醸し出していたのは(とくに最後の辺)気のせいでしょうかね?でもこれいい感じだな…と思いました(原作未読なのでry)。というわけでの話題作。なんだかんだ書きましたけど続編ありだと思いましたよ。全体的にはなかなか良かったと思います。

【蟲師】

まず映像が昔の時代劇映画のような雰囲気なのですが、それを受け入れるのに抵抗がありました。だけではなく、割と「うーん」と思う部分が多かった気も。

女の子の症状を抑えるために床に寝転がって蝸牛のような蟲から菌糸のようなものが伸びギンコに入る下りも、後々彼に悪影響を及ぼすのではないかと思いましたが特に何もなく、肝心の女の子のことも盛り上げた割にはきちんと締めくくってないような…あれ?もう終わり?という感じ。ちょっと原作を読んでいないのでなんともなんともなのですが…うーん。暗い気持ちの時は見ないほうが良いかも、とも。

で、江角マキコさん演ずる‘ぬい’と幼き頃のギンコと現在のギンコの交差も理解できませんでしたし、ぬいのその後の姿には衝撃を受けましたが、じゃあ、じゃあこの二人はどうなって行くのか…こちらとしてはぬいが救われ、ギンコも色々思い出し…を期待したのですけれど完全なる肩透かし。「(ま、まさか終わりじゃないよね!?)」という不安と共に現れたエンドロールには非常に落胆しました。

なんというか、素人ですが見る者として正直に書かせてもらうと色々な部分が成立していないように思いましたね。疲弊したギンコが旅をしながらいつしか戻って行くのも違和感あり。こういう場合、それでもどこかに救いを求めてこの部分が良いと感じながら見るのですが(音楽が良いとか雰囲気が良いとか)最初に書いたように映像もなかなか受け入れられない中でのこの展開…もう見ることは無いかもなぁとすら考えてしまいました。

それでも唯一良いと思ったのが虹が現れるシーン。夜の虹的な部分は良かったです。
とはいえ出演者に関しては青井優さんはとてもお美しかったし、オダギリジョーさんのギンコもなかなか合っていただけに(かつらの自然さも良かった)、残念。監督である大友克洋さんといえば、書かずにはいられない名作すぎる名作の『AKIRA』をどうしても浮かべてしまうのですけれども、でも『スチームボーイ』はあまり良くなかったなぁとか思ったりもして、難しいですね映像の世界とは。

【脳男】

出演されている生田斗真さんといい二階堂ふみさんといい、神がかり的な演技をする方達が揃ってこその映画という気がしました。松雪泰子さんの安定した女医役、江口洋介さんも然り(途中邪魔するな~と思いましたけど、最後には良い仕事をしたぞと)。

ちなみに生田斗真さんはジャニーズJr.時代から知っていますけど、正直その頃は少しもっさりした印象だったので、ま~こんな優男になるとは。そして前もどこかで書きましたけどジャニーズさんはどういう教育をしているのか、皆さん本当に演技が上手い。生田さんものりうつっていました役柄が(というか何を見てもそう)。二階堂ふみさんも少し宮崎あおいさんにも見えましたけど凄かったです。

内容は、題名からはちょっと想像できなかったというか、ある意味究極の人間兵器というのですかね、映画とはいえそれが生み出される過程や表現は見ごたえがありました。終盤の、感情が無いからこそ見せた笑顔は鳥肌もので、一見の価値ありだと思います。

【曲がれスプーン】

【天地明察】

【間宮兄弟】

【この世界の片隅に】

【心が叫びたがってるんだ。】

【カケラ】

【永遠の0】

【風のノルダ】

【パーマネント野ばら】

【育子からの手紙】

【ももへの手紙】

【ホノカアボーイ】


というわけで、長いティータイムとなってしまいました。

しかも殆ど書けてない&邦画ばかりで洋画ナッシング(観てはいる)。からの日々新しい作品が積まれていくという…更にそこに漫画だ小説だとプラスされてきたものだから──時間管理ができない私は軽くパニック状態に陥りつつあります。でもそれだけ沢山の作品があるというのは幸せなことですよね。。

さて、とりあえずここいらでお茶飲みをやめて、一作じっくりに戻ろうかと思います。

2017年7月 9日 (日)

ティータイムⅡ-⑦

【リリイシュシュのすべて】

思春期の頃に芽生える心の闇を、言葉にするには難しい世界を上手く表現しているな~と思いました。ほんと、あの時代ってなんなのでしょうね…私も相当芽生えましたから謎の闇が。

物語の全般で現れるSNSでの会話、ハンドルネームとかそういう所ってセンスが出ると思うのですけど、一歩間違えると何かダサいな~いかにもだな~(自分のことはさておき)と感じてしまって興醒めしてしまうんですよね。でもそれはありませんでした。リリイの唄も良かった。

沖縄旅行はちょっと長く感じましたし、ちょっとなんでしたけど、あそこがターニングポイントとなってますからね、海の中からの映像も美しかったです。

でもやっぱり色々悲しかったですね。タガが外れた星野を中心とした闇が…十代の頃の独特の雰囲気…性の表現については少々引きましたけど(なんか気持ち悪かった)演ずる俳優さんも若いのに実力揃いでした。

終盤に関しては究極な感じとピアノの旋律の切なさを感じつつ、時間交錯とか分かりずらい部分もありました。ラストもちょっと唐突な感じがしました。


【海街ダイアリー】

全体の丁寧な雰囲気がいいな~と思いました。紫陽花とか桜とかも美しかったです。

そして皆さん演技がお上手。特に広瀬すずさん良かったです…が、演技以外でのスタッフさんに関する発言問題とか正直うーんと感じる部分も。裏方という仕事に憧れる人間もいるわけで。そして演者だけで作品は決してできないわけで。


【藁の楯】

お金をかけてもつまらない作品もあれば、お金をかけても面白い作品もある。勝手な感想として正直に書きます。この作品は前者だと思いました。

派手なアクションシーンや演出あり、制作に力を入れているのは分かりましたけど何かが足りない。そして、なぜあんな状態で目を離す?とも。

実力派揃いの俳優さんばかりでしたけど、内容や流れが上手くいってこそ生かされるのだろうか…とも。

松嶋菜々子さんは作品によっては好きな方なのですが、この作品にはあってなかったように私は感じました。


【東京タワー】

年の差恋愛。

この黒木瞳さんなら恋してしまうかも…という美しさ。岡田准一さんが体をはってらして(ご本人ですよね?あのシャワールームでのbody)、キレもあって新鮮でした。多分若い男性というのを強調したかったのかも。

2017年6月28日 (水)

ティータイムⅡ-⑥

【うさぎドロップ】
優しいお話しですね…。

何か、凄く悲しいことが起きるかもと思いましたけれどそうでもなくて、松山ケンイチさん扮する父親代わりがちゃんと芦田愛菜さん扮する小さな子供の面倒をみていくというのが良かったです。

そしてお家の雰囲気が好きでした。灯籠?ぼんぼり?がクルクル光って回るのとか、私も真似してみたいな~と今、真剣に思っております(原作未読)。


【クローンベイビー】
テレビドラマです。

なんとも不思議な印象のタイトルなのですけれども、内容は実はあまり覚えてません…(今よりクローンという技術に不穏な空気が漂っていた時代だったように思う)。

ただ出演されていた松坂桃李さんのインパクトが凄かったのは覚えてるんですよね。どう表現したら良いのか難しいのですけど役を“演ずる”才能のある人だなと。“演じて”いるんですよね。

とはいえ演技論についても無知なのでなんともかんともなのですが、自然に見せるとかそういうのではない、何かこう(自分がもし演ずる側だとして)臆してしまうような、なんとなく気恥ずかしくなってしまうような雰囲気を虚構の人物になりきって豊かな感性で表現する~というのか。

この頃の松坂桃李さんは多分人気が出る過程の途中だったように思うのですけど、この方は伸びるだろうな…と感じての現在、納得です。あと桜田通さんの印象も残っています。


【ヴァンパイアホスト】
こちらもテレビドラマ(原作漫画は読んでたような、ないような)。

独特の雰囲気とこだわりを感じる好きなドラマでした。ホストのヴァンパイアと女子高生が事件を解決してゆく…というようなお話し。

この女子高生役を後に色々世間を賑わすとある方が演じてらっしゃるのですが、ハッキリ言います。

このドラマでの彼女は本当に魅力的でキラキラしていて、私はこの子の演技いいな~と思って見てましたし、その後も活躍するだろうし、活躍するべきだと思っていました。

なので…はい。

話しを戻しまして、ヴァンパイア役の方も良い雰囲気で素敵なコンビでしたね。オープニングも凝っていた印象。


【謎の転校生】
同じくテレビドラマ。

1975年にNHKにて放送されて、その後2014年に民放でもドラマ化(私はNHKのアーカイブ再放送視聴)、2014年版の監督は岩井俊二氏です。映画化もされているとのことですが、私は気づきませんでした。なので今回はドラマについての感想。


どちらもそれぞれに面白かったです。が、1975年の王道特撮という雰囲気の方が謎さ加減を盛り上げているように感じました。内容は、タイトル通り隣に越してきた少年が謎に満ちているというもの(説明下手よ…)。

逆に2014年版はCGなど21世紀に作られたものだな~とありありと感じましたね。スマホのようなモノリスの表現とか光の扱いとか。そして岩井俊二監督なだけあって常に底に悲しみの様なものが漂っていて(まあ内容も内容なので)、役者の方たちの真剣な演技も相まってどこか舞台劇を見ている印象。

そしてどちらもラストが切ないです。1975年のものがとても切なかったので、そこをどう表現するのかと思いましたけれど(あのイメージを壊してほしくなかった)、良かったと思います。昼だった分明るくは感じたけれど。交流した相手が別の世界に行ってしまうというのは、いつの時代も酷く心えぐられる悲しみがありますね。

それにしても、現在ほど容易に情報を得られない時代でパラレルワールド的なものが放送され、見るというのは、なかなかのインパクトがあったのではないかな~と思います。うまく言えないのですけど、なんだか色々なものが独特の雰囲気を纏っていた時代のような気がします。

あと2014年版のエンディング曲、桜井美南さんの『今かわるとき』結構好きです。

2017年3月21日 (火)

ティータイムⅡ-⑤

【悪人】

深津絵里さんが海外で賞を獲得されましたけれど、私的に取り上げておきたいのが妻夫木聡さんです。

CMでの、のび太君役とかどちらかというと柔らかい雰囲気だったり三枚目のイメージがあるのですけど、この映画では別人。これほどまでに深い闇を感じさせる俳優さんはそういないだろうと思います。まさに名演。もしも軽いイメージしか持たれてない方がいるとしたら、ぜひともショックを受けてほしいですね(明るい雰囲気もいいけれど)。

そして深津絵里さんとの、互いに何かが乗り移ったような競演も見所だと思います。内容は…最後が無性に切なかったです。

【鍵泥棒のメソッド】

伏線回収が凄いです。えーっ!?と驚きつつ笑いつつ、香川照之さんの演技力があってこそとも思いますし、堺雅人さんや広末涼子さんのキャラも味がありました。個人的にはマンションの隠れ家の場所が結構ツボりました(灯台下暗し)。とにかく、どうなるんだ?どうなるんだ?と思いながらずっと見てましたね。なかなか素敵な作品です。


【ラッシュライフ】

私的にはグロ系…ですね。真剣に嫌悪するシーンを作り上げたんだろうなと感じさせる作品ってありますけど、まさにそれで、あと人間の心の深淵に触れてくるような(湊かなえさん原作の映画「告白」のような)。とにかく、気分が悪くなるけれども真剣に作られているからこそ、気味が悪いだけでは終わらない何かがあるように思いました。


【告白】

で、その告白。

いや~まず生徒役を演じた子達に拍手。松たか子さんも、いい意味でも悪い意味でも安定の名演技(でもなぜか心を掴んでこない…)。

内容は…もう人の心の怖さを感じてしまうというか、演出も色々怖かったです。気分が悪くなるけれど、やっぱりそれだけではない何かがありました。


【ヘルタースケルター】

沢尻エリカさんには清楚なイメージがあって、そういうイメージを払拭させるというのは並大抵なことではないと思うのですけど、ありとあらゆる悪女的役柄や普段の(一昔前の)態度などで色々破壊できたのではないかな~と思いました。とはいえ、少し清楚な感じを出すともうそうとしか見えず、イメージの根強さの呪縛も考えずにはいられないのですけれども(小柄でお人形さんのような感じがそうさせるのですかね?)。この作品でも体をはってるのですけれど、エロティックさもありつつお人形さんのようでもありました。

映像は、蜷川実花監督の色使いが独特で、写真等で見るインパクトを映像全体でというのは難しいのでは?と勝手に思ったのですが、きちんと再現されつつ、そして見ていて疲れないのが凄いところ。

で、これも勝手にモヤッ照るんですけど…監督と沢尻エリカさんは仲が良いらしいのですけど、ヌードになることに関してどういった話し合いがもたれたのでしょうかね…映像になったということは止めなかったということですよね。私としては不特定の人に見られると考えると止めたくなるのですけれども。。。

内容は、執念で維持してきた美の崩壊してゆく様がそれこそ物のように見えたというか、いつまでも美しいのも素敵だけれど、年と共にシワも増えつつ、それでも美しいというのが見ていて気持ちいんだけどな…とか考えたりもしました(どこまでも勝手)。ラストの方の沢尻さんの笑顔がとても良いです。

2016年9月 4日 (日)

ティータイムⅡ-④

【パプリカ】

あれですね...同じアニメ映画の「AKIRA」とか「イノセンス」とかを見た時に感じた得体の知れない不安のようなものを感じながら見ました。なんといったらいいんだろう、この映画内でも言ってましたけれど人間の深淵に触れてくるような嫌な感じ。怖い、でも、見たい的な。

とにかく映像の美しさにおいては先の2作品と並ぶものがありました。エレベーターの到着ランプのクリアさ加減とか、部屋の細かさとか地上波等のアニメで見受けられる、なんか絵が変だ(特に人物の顔)的なことはまず滅多にないです。マッドハウスさんは本当にいつも映像が美しくてアニメ界の先鋭部隊的なイメージがあります。

で、冒頭の入り方...理解するのに面倒くさい感じがしました。この女の子何?この世界は何?的なオープニングとか所長の暴走とか。でも、しばらく見ていけばあらかた理解できるようになっている(のも凄い)。ラストまで見ればもう一度最初から見たくなるのではないでしょうか。あ~こうこうこうで、こうなのね!という発見があると思います。ちょっと感動というか。

そして話しもよくできていますね、夢の世界の自由さを最大限に生かしているように思います。DCミニという夢を共有する装置を巡って起きる事件の、真犯人は誰か?という流れ、私は分かりませんでした。だって装置が...さ(とだけ記しておこう)。

パプリカと千葉という女性の声をやってらっしゃるのは林原めぐみさん。私、少々この方が苦手でして...。なんというか若い女の子の「キャー」とかいう声の出し方があまり好きではないというか...不自然というか..でもこの作品の千葉の声は好きでしたし、そのキャーという声を出すパプリカとの対比が逆にいい感じで良かったです。というか、昔この方のラジオ〈東京ブギーナイト〉というのを聞いたことがあって、エンディング曲が(明るい曲調にもかかわらず)切なくて、それも苦手意識の要因の1つかもしれません(ラジオは今もやってらっしゃるのかな?)


映画の内容は‘夢’について考えさせられることが多いのですが、夢の中の人物も夢という現実を生きているのではないか?と思いました(説明するのが難しい)。それをパプリカが千葉に説いてるシーンもあったりしましたね。まあ、あまり詳しく書かない方がいいかと思います。見て、それぞれに何を思うかですね、こういうカオス的な作品は(そして私は恐ろしくリアルな夢を見る派)。

面白かったのは映画の中の看板に歴代の作品が並んでいた時。「あっ!」と思いました。あと、DVDのメニューからの特典の行き方も面白かったです。

さて、ここまでなんやかんや感想を書きましたが、監督の今敏さんは2010年に旅立たれました。最近になってブログの存在を知り最後の記事を読んだのですが、「じゃ、お先に。」...というラストの言葉が純粋に格好良くて泣けました。学生の頃に知り合いをなくしている私は、その時‘置いて行かれた’...と強く思ったのですけど、あの時と少し似た気持ちを抱きましたね。

今回の感想はそのブログを読む前にノートに綴っておいたものなのですけど、あっさりしているような気がして、もう少し気持ちを込めた方が良いのかな‥と悩んだのですがやめました。素直に感じたことをそのまま記すのが礼儀のように思ったので。生きていたら...と、もちろん考えますけど旅立ちの時期だったのだと私はとらえるようにしています。まだまだ見ていない作品が多いので、これからトライしていこうと思います。


【MEMORIES】

だいぶ昔に見てハッキリと内容を覚えているわけではないのですけど、色々怖くて(得体の知れない感情を呼び起こされるアレ)ショックを受けたイメージがあります。苦手です。でも、凄い作品だと思います。

【東京ゴッドファーザーズ】

こちらはもう一度しっかり見てから感想を書きたいです。ラストの辺りのデパートののぼり?がフワリと浮かび太陽を望むシーンは名シーンですよね。

2016年8月19日 (金)

ティータイムⅡ-③

【東南角部屋二階の女】

(できれば最後まで読んで下さい)

なんでしょう...良くもなく悪くもない作品でした。ここまで甲乙つけがたい作品もなかなか無い気がします。

全体的に茶がかかったような画面と、しっとりとした雰囲気。所々何かが起きて、所々しっかり聞きたい言葉があった。そんな感じです。唯一、二階の開かずの間が開くシーンはドキドキしましたね。ちょっとホラーの雰囲気もあって。人生の先輩方の過去について、もっとグッとくるものがあるかと思いましたが、そこは少し物足りない気がしました。

出演されていた俳優の方々は皆さん素敵でした。特に女性陣は香川京子さんのあの美しいお声としっぽりとした感じ、竹花梓さんのケラッとした可愛らしい、そしてとても自然な演技、良かったです。

....これは2008年の作品なのですが、もっとこの竹花さんという方をメディアで見てもいいはず、と思って調べていたら...旅立たれていたのですね...ショックでした。少しズレますが、土曜日深夜の(正確には日曜日)ランク王国という番組のラルフというキャラクターの声をなさっていた方がやはり旅立たれていたのを知った時期でもあったので、命についても考えたりしました。池波正太郎さんの時も注目してからもういないことを知ったりしたので、本の中なり映像の中なりイキイキされていた方がリアルタイムでもういないということを知るとダメージが大きかったりします。でも逆に言えば、こうして本の中なり映像の中で生き続けるということでもありますね。


【そして父になる】

いや~…ため息。。誰に感情移入してもなかなか切ないお話しです。私は...福山さんと血の繋がりのなかった息子に感情移入していました。

福山さん(の役)の気持ちが分からないでもないですけど、その態度は酷ですよ…息子さんがとても可哀想でした。でも、気付いて良かった。愛の存在に気付いて良かったです。そしてもう一人の父親役のリリーフランキーさん、いい味出されてましたね。少し神経質そうな福山さんとの対比も良かったですし、救われる部分もありました。

それにしても、血の繋がりって何なのでしょうね‥とても大切なことだと思うのですが、血が繋がっていなければ絶対に関わりたくないという相手でも、それがある為に考えないわけにはいかない。そしてこれを考えるとき、私はいつもアフリカの人類の起源にまで思い至ってしまうのですよ…果てはお魚時代まで考えてしまうのですよ...でも、血の繋がりが有るには有るなりの、無しには無しの絆があって、いずれにせよそれがどのようなものになるかは当人同士次第だと思うのですが。


【小さいおうち】

倍賞千恵子さんのナレーションが良かったです。きちんとした生活、きちんとした働きぶりが、きちんとした現在の生活になる...という感じでしょうか。

戦争時の新しい見方というか、当時でもいい暮らしを送っている人々がいたのが新鮮でした。丁寧に人々の生活が描かれていたからこそ、それらが戦火によって失われるのが(おうちが焼夷弾で燃えるシーン)が重く心に残りましたね。戦争について様々な描き方がある中で、この作品は身近に感じられるものがありました。

【プラチナデータ】

【神様のカルテ】

【月光の夏】

2016年8月14日 (日)

ティータイムⅡ-②

【マザーウォーター】

とても好きな雰囲気の映画です。ゆっくり流れる川のような映画。

バーの雰囲気、喫茶店の雰囲気、豆腐屋、銭湯、もたいまさこさんの住むお家、何もかもいい感じでした。

誰かがどこかで繋がっていて、でもそこから離れて行く人あり、やって来た人あり。

色んなものがかすがいとなっていて、それは例えば豆腐屋の前のベンチや川沿い、小さな男の子等々...「こんにちは」「こんばんは」と深すぎず浅すぎない繋がりも見ていて心地よかったです。

そして、バーでのステア風景や(映画“かもめ食堂”などでもそうですが小林聡美さんは所作がテキパキしてますね)豆腐に醤油を垂らりとかけてスプーンでパクパク食べたり、喫茶店での足音だったり...それらもホントに良かったです。最後は小さな男の子を巡る小さな驚きがありました。


【蛍火の社へ】

アニメ映画です。そちらを見てから原作漫画も読みました(というかなぜにこれがBLコーナーにあるのか謎中の謎)。

切ない物語です。本当に切ないです。。

私、こういうお話しは悲し過ぎて苦手なのですが、絵が柔らかいせいか(ストーリー的にも)一夜の夢を見ていたような不思議な余韻が残りました。ああ、でも最後の最後でやっと抱きしめあえたのに、悲しい運命と引き換えというのがやはり泣けますね…。この二人はまたどこかで再開してほしいです。


【東京オアシス】

私はどんな作品にも何がしかの何がしかを見つける派なのですけれども、ここまで何もなかった(感じられなかった)作品は珍しかったです。

本当に感じないというか何もなくてですね..見終わった後ポカンとしてしまったというか「(そ、それで!?)」という感じでした。なんだかよく分かりませんでした(いや、もうこう書くしかない..私の感性が低いにしても)ある意味凄い作品かも知れません。


【空中庭園】

【花とアリス】

【東京マリーゴールド】

【帰郷】

【待合室】

2016年8月 1日 (月)

ティータイムⅡ

ホーリーランドの感想を書き終えるのに何年かかってるんだ...て話しですよ。。

でもちょっとホントに私生活が大変だったので(下手したら私この世にいなかったかも位に←主に仕事での疲弊)まあ、終えられただけでも良しとします。

その間にも映画は見続けました(主にDVDで)。幸せな現実からの逃避。幾度も力をもらい、なんとか今ここにいる...という感じです。感謝。

感想がかなりたまっているので、とりあえず簡易的に書いておこうと思います。ちょっと長めのお茶時間。
ちなみに見た時にパッとノートとかに記しておいたものなので、今見たらまた変わった印象を持つかもですが初見時のものをそのまま載せておこうと思います(見た作品の記録の意味もあるので、感想ないものもありますです)。

【きいろいゾウ】

なんともいえぬ雰囲気の作品でした。

宮崎あおいさん演ずる不思議ちゃんが魅力的だったのですけど、全体的に見てこの設定(あらゆるものの声が聞こえる)が必要だったのかどうか...実際に‘聞こえる’のではなく、命あるものと想像し‘話しかける’だけでも良かったのかなぁ...と。蘇鉄とのコミュニケーションとかを考えるとあれですけど、他に何かあるのでは?と期待しちゃいました。

で、向井理さんが長めに彼女のもとを離れた後、よく出て行かずに待ち続けたなぁ...とも思いました。あれだけキレたのなら、消えてもおかしくないのではないかな?と。

虹色の羽の演出は素敵でしたね。そういう、ふとした何かで‘見える’ことってありますよね。あと音響フェチの私としては食事の際のパリポリとした音が良くて、それからしばらくセロリのマリネにはまって食べておりましたrain


【プール】

大好きです...あのコテージの雰囲気。ひろーいお庭に開放的なキッチン。。あんなところでお食事してみたいものです。

で、母と子の確執がありまして...だけどそういった確執とか命とか描いていてもボワンと全体が進んで行くような感じがしました。こう、、、一服の絵のような映画といった感じですmist


【秒速5センチメートル】
あれやこれや書く前にハッキリ言わせてもらうと、私はこの作品が好きではありません。

最後の最後の最後までは、その映像のクォリティーの高さや視点の細かさ、描写に対して素晴らしいなぁ...と思っていたのですが、あのラストは本当に駄目です。現実はこういうものだ...とか、そこが良いんだ...と受け入れられる方も多々いるでしょうし、またいつか時を経て見れば(多分無いでしょう)感想も変わるかもですが、どう心のちっさい、理解力の無い阿呆でくだらない人間だと思われても、私はこのラストを受け入れることができませんでした。そのせいでこの作品じたいが嫌いになってしまいました。逆にラストが良いとそれまでどんなに「?」と思ってもその作品を好きになることもあるので残念です。

私は、映画とは夢や喜びや生きる力を与えてくれるものであってほしいのですよね。現実で感じる苦しみを映画の中でまで味わいたくない。もしくは味わったとしてもラストは払拭してほしい(ホラーは別として)。

この映画では確かに1話めで悲しみを匂わせてはいるのですけど、それでもハッピーエンドを期待してしまうのが人の性といいますか。。でないと絶望的な気持ちにすらなってしまいます。この秒速...は映像が美しくリアルであるがゆえに、あと主人公がデータ入力的な仕事で疲弊している点も個人的に胸に迫ってきたのでラストは本当にガッカリしました。

なんというか、、、悲しかったです…宇宙への想いをあんな風に描ける方がラストをああいう風に締めくくったことが(私が勝手に同族意識をもってただけだけど)。。私はどんな作品も作り手の労力に敬意をもって極力、強い批判はすまいと思っていたのですが、駄目でしたweep

2013年1月30日 (水)

〜ティータイムⅠ‐⑥〜

【ネコナデ】
テレビ版小木茂光さん、映画版大杉連さんの両方を見ました。


なんとも・・・笑えます。そして癒されます∞


かたくなに凝り固まり、なにものにもほぐせないであろうと思えた男の心、それが一匹の子猫によってほぐれていくさま・・・。


というか、元々普通の心が世間の風にさらされ続けたことによって、固い甲羅で覆われてしまったという方があっているかも知れません。元々中にあるのは優しい心で子猫によって再び現れた、という感じです。


ストーリーはほぼ同じですけれど、小木茂光さんの方が多少ソフトでドラマの流れも柔らかめ、大杉連さんは本当にお堅い感じでした。構成とか違うのでなんとも言えませんが、それぞれに良かったと思います。


両方ともたびたび笑える場面が登場して(テレビ版、映画版混在しますが)タンスに猫を隠したり、奥さんがスーツについた女性の髪の毛ならぬ猫の毛を確認したり・・・猫詐欺にあったり・・・。


なかでも私が一番笑えたのは、テレビ版の‘かもした’登場シーン。トラ(主役の猫)の仲間をつくるためにネットで探しだし、いざ対面の時の開いたバックから出てきたデカ猫‘かもした’(←つけられた名前)1人と一匹の目のあいかたが面白過ぎて吹き出しました。


と、、、


ユーモアたっぷりではありますが、最初に少し触れたようにただの笑える話しではなくて主人公の胸の内にあるものや猫が捨てられていたということ、ネット上で偽造されていた‘かもした’…と考えさせられることも多々あります。


他にテレビ版は音楽のインパクトも強かったです。


ローカル放送のドラマ...なかなかあなどれません∞なんにしても個性的で素敵な作品でした☆2008年movie

* * *

さて、ティータイム(ちょっと長めになりました)もそろそろ終わりです。見ている作品はまだまだありますけれど、とりあえず今回はここまで∞


ちなみに【千と千尋の神隠し】を最近見たのですが、見るたびに良さが増していくような気がしました:-)


ジブリ特集もしたいな〜と思っています*

2013年1月28日 (月)

〜ティータイムⅠ‐⑤〜

【ソラリス】
ずっと心の中で見たいな〜と思っていた作品です。


で、気持ちが大き過ぎたせいか、私の理解力が足りないせいか、これ!というインパクトをあまり感じられませんでした。。。


でも“人の死”について、そして再び巡り合うことについて(例えどのような形でも)それは人間にとって永遠のテーマのような…何か後になって考えさせられる、、、ゾワゾワくる作品のような気がします。


日本映画【黄泉がえり】をふと考えたりもしました。


映像は美しく、未来的なのにどこかレトロチックな感じもしましたね。2002・2003年movie

【トイレット】
人と人のつながり、人種などについてやんわりと考えさせられる作品でした。


一癖も二癖もある家族たち。そこへやってきた純日本顔の‘おばあちゃん’


孫の青年を中心として物語は進んでゆきます。。。


とにかく、おばあちゃん役のもたいまさこさんが素晴らしいです。ニヤッと笑った時の安心感といったら・・・途中登場する餃子とかビールとかも美味しそうでいい感じでした:-)


そして切ないラスト──めぐりめぐる命のつながり、、、いっぷくの絵のような作品でした。2010年movie

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