映画・テレビ

2016年4月23日 (土)

ホリラン・オマケ

ユウが強くなる為に読んでいた【実戦拳闘教本】

実は私、セリフを紙に興してリアルに真似してました(だって強くなりたかったかんだもん←本気pout)。よければ皆様もどーぞ()内は私の捕捉。


肩幅の1.5倍にスタンス

右足を軸に上半身を左へ4分の3程回転させる(つまり左足前、右足後ろの形になる)

膝を楽に少し曲げ踵を少し浮かせる

ウエイトバランス4対6

右の拳を軽く握り顎の前

左拳は顎から20センチの位置(ファイトポーズというやつかな)

後ろ足を蹴る感じで前足に素早くウエイトを乗せる

前方やや内側を意識し

まっすぐ左拳を突き出す

手の甲は水平よりやや下になるように

腕がのびきる反動を使って素早く元に戻る(入れ替わりで右拳も突き出して戻す。左、右、左、右と交互に←この辺紙に興せてないかも…でも映像はこんな感じ)

するどく早くできるまで

何十回何百回と繰り返す

てな感じです。ユウは床に汗が滴るまでやってましたね…確か5000回位(自己責任でお願いします!)

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2016年2月23日 (火)

ホーリーランド⑰

ドラマはTAKA戦で終わっていますが、漫画原作はこの後も続いております。

で、私はそれをリアルタイムで読んでいるはずなのですけど...実は内容をほとんど覚えておりません。ただ、何だろう、あまり“良い”という記憶が無いのですよね。「ん?」な感じで進んで「ん?」な感じの最終回だったような...。

メイキングではチラッとドラマパート2の話題なんかも出ていましたけど、厳しく書かせてもらうと(愛ゆえに)原作が2を生み出すほどの力を持ってなかったように思います。かといってどういう風に物語が収束してゆくのが良かったのか...それも分かりません。今にして思えば、ユウがいじめっ子達に気迫で勝ち、後々プロ格闘家になって...と書くのは簡単だけど(ボクシングプロ化は最近だったか?)原作者の森さんはハッキリとは描かなかった。もしかしたら敢えて書かずにもうしばらくユウを下北に置いておきたかったのかもしれないけれど(いや、やっぱ分からぬ)希望としては皆が居場所をみつけられていたら良いな~と思うのみです。それはこの作品に関わった全ての存在(関わらなくてもか)が。ちなみに私はまだたどり着いていないのですけれど。。。

ちなみに連作監督の1人、佐藤太監督は後々AKB48さん出演の『マジすか学園』というレディースヤンキー的ドラマを手掛けていらっしゃって、この作品を誰が監督しているのか私は最初知らずに見ていたのですが、アイドルとはいえその素晴らしい真剣な演技と演出に良くできてるわ~なんかホリラン思い出すわ~と感嘆していたら佐藤監督だったという...ちょっと感動してしまったのでした(最初のシリーズと最新をチラッとしか見られていないけれど、ホントよくできてると思いますよ)。

で、ホリラン感想を書いている時にEXILEのHIROさん総指揮で『HIGH&LOW』というドラマも始まりまして、「俺は街を守りたかっただけだ」から始まる様子が、いい意味でホリランを思い出したというか(いやホリラン出演俳優の方いたな...達磨一家に)。こちらは色々贅沢な作りになってますけど(最終回の長回しの素晴らしさよ)俳優の皆さんの演技合戦はホリランを彷彿とさせ、凄いことになっていて見応えがありました(特に林遣都さん。現実への影響が、まあ、ちょっと懸念されたのも事実&藤井萩花さんは松本零士さんの作品に出てくるようなお美しさ)。内容的には、ん?な部分も多少ありましたけどね...。

この...素手ごろ怠慢系は『クローズZERO』とかもありますけれど、漢の浪漫なんですかね...硬派な喧嘩上等作品...格好良くて好きなジャンルの1つなのでした。

That’s All.

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2015年10月18日 (日)

ホーリーランド⑯

これでようやく事態は収束するのですが、ここからの終わり方が秀逸でした。

エンディングは物語の〆ですから、ここをどうもってくるかで、それまでの盛り上がりが維持できるか半減するかがかかってくると思うんですよね...ガランとした夜の校舎のはざま、独特の空間と安堵感の中それは繰り広げられてゆき、胸に迫る素晴らしいラストだったと思います。。

さて、ここで助けたマサキと共に言い合う「また街で」「はい、街で」という言葉。それは様々な想いを表しているように思いましたし、『街』という存在、居場所というものがいかに彼らにとって大切なものかも改めて確認させられました。最後にショウゴが呟く「夜明けだ」という言葉と共に空を見上げるユウの表情も晴れ晴れとしていて・・・ここはもう、ぜひ見てほしい、現実の自分の世界にすら光が差し込むように感じる良いシーンでした。。


そして......本当のラスト。そこで映し出される下北沢の街並みは美しく、それを見つめるしっかりとしたユウの眼差し、彼が去った後に小さく現れるホーリーランドの文字は言葉に表せぬほどの感動を与えてもらいました。


、、、1話から見て様々なことがありました(それはドラマの中でもそうだし、実際に撮影していたスタッフ、キャストの皆さんもかなと)それらを越えての世界観なので、見ている側にも全編を通じて熱いものが伝わってきました。この全体のクオリティの高い作品『ホーリーランド』ぜひ後世に残ってほしいな~と思います。

* * *

はあ…やっと感想を書き終えました。

自分でも呆れていますが責める気にはなれません。なぜなら私はここ数年本当に頑張ったので。by主に仕事。

それに...このドラマは私にとって大切な作品の1つなので、適当に書けなかったのですよね(適当に見えたとしても)文章は下手でも某かの想いは伝わるように...をモットーとしている大阪ウサギですからね...(でも今度はもっときちんと集中させよう)

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2015年8月26日 (水)

ホーリーランド⑮

ワタルの救出に向かう手負いのマサキ。それを待ち受ける世田商軍団。

・・・といっても、対戦相手となる剣道使いのタカとはやはりタイマン勝負となります。ここはですね、十年以上経って飲み込めるようになりましたけど、マサキは先の追い込みで脇腹に傷をおってるわけで、五分じゃない。当時はそれが悔しくて(というかマサキには最強であってほしくて)くーっと思いながら見ていました(苦笑)。とはいえ、見ているショウゴや土屋たちは珍しく得物のメリケンを使うマサキに異変を感じとったりするのですが、で、なぜそれが必要かというと、木刀を使用するタカ対策なんですね。まあなんにしても強い2人。タカを演じる宮田大三さんも気合い充分。拳の素早い振り抜きとかよけかたとか見応えのある闘いでした。が、マサキの負けが見えてしまいます。

そこへやってきたユウ・・・この時の暗闇にポツンと佇む姿とか光と闇の具合とか登場の仕方が素晴らしかったです。そこからトボトボやって来て...の豹変、「悪意に対して暴力に応える」という時の目や全体の在り方も凄い。ここはもう石垣さんの集大成でした。実際撮影もこの夜の学校でクランクアップしいて、それを映したメイキングでは気持ちが高揚しすぎて撮影が止まってしまう様子も見られました。さて、そんなユウの様子を見たタカも更に気合いが入って裸足に(この辺りは演じる宮田さんの思いも含まれているもよう)剣道と拳とどう闘っていくのかな?と思いましたけど、ユウなりの考えがあって、それをマサキやショウゴが感じ取っていくという流れになっていました。

そして決着。決める方も決められる方も場面全体の力みも相当なものでしたし、何より、決まった!という爽快感が。実際こんな風に決められるの?という謎は作り手側にもあったようですけど、正直、そこはあまり気になりませんでした。実際できんじゃないか?と思わせる不思議なリアル感がこの作品全体にはあったように思います。

そして、全てが解決した...というのも束の間、1人納得していない様子の吉井。周囲をけしかけますが、乗ってこないことに苛立ちナイフを取り出します。そんな反則に出た彼を止めたのもユウでした。吉井じたいはそう強くないのですけど、なんでしょう...振り回す側もよける側もギリギリで2人の形相も凄くてヒヤヒヤしました。成長したユウと相変わらずの吉井との対比も感じつつ、でも、吉井には吉井なりの守るべきものがあったわけで。そんな彼の抱える苦しみも描かれていたのがよかったです。ユウが呟いた通り彼もまた自分の居場所を守ろうとしていたのかもしれません。。

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2015年6月22日 (月)

ホーリーランド⑭

私がなぜこのホーリーランドというドラマにここまで惹かれたのか、、そのことについて改めて考えた時、最初に少し触れたように疲れきった心と体が受けた刺激のようなもの・・・もあったし、物語を超越して思う自分の居場所“ホーリーランド”に想いを馳せたからなのだろうと思います。

「僕は取り戻せるだろうか、いや、取り戻して叫びたいんだ。ここだ、今、僕がいる場所こそが僕だけの・・・」この言葉を知ってからもう十年以上が経ちますけれど、ことあるごとに思い出し呟いてきました。「僕がいる場所こそが、僕だけの─」そう思える日が来ることを信じたいです。。。

さて、ドラマは振り出しに戻ってしまったのでしょうか?マサキと吉井をめぐる攻防‥仲間は街を離れてはどうかと促します。けれどもマサキは「できない相談だ」と言い切りました。

一方で憧れの人がそんな状況にあるとは知らないユウに訪れた束の間の平穏。。マイちゃんと下北の街をデートしつつふとユウ自身の想いが語られます。「僕が夜の街に出たのは人の目が怖かったから・・・」前より怖くなくなったというユウに微笑むマイちゃん。こんな風に自分の気持ちを語るユウに成長を感じましたし、なにより聞いてくれる人がいるというのも彼を取り巻く環境の変化を現していましたね。ちなみに2人にからんできたヤンキーにドキッとしつつミーハーなノリで写真を求められただけというこのシーンがなんともホッコリしていて好きでした・・・が、正反対を進んでいくマサキにかけられた先輩の「オレが出てきた時お前はどこにいるんだろうな?」の言葉とか夕暮れ時の街の片隅でうなだれる姿とかの対比は本当に切なかったです。

そしてとうとう吉井の手はマサキの友人ワタルに伸びてしまいます。シンちゃんをやられたユウと同じように、それはマサキにとっても決して許せない行為なわけで。怒りから表情を一変させるマサキ。狙ってきた兄弟ヤンキーとの闘いは荒々しく、演じている徳山さんもこれまでとはまた違う鬼気迫る演技でした。

やがてユウも状況を知るのですが、助けようとする彼にショウゴが放った「お前は本当にマサキを助けたいのか?ケンカできると思っているんじゃないか?」の言葉は意外なもので痛いところを突いたなーと。これまでイジメられて弱々しかった自分が強い相手もボコボコにできるようになったことで知ってしまったケンカの喜び・・・そのことにユウはハッとします。

で、、、この辺りから終わりにかけての雰囲気、街を駆け抜けながら自問自答する姿や一瞬転じる赤い世界とかがとっても良くてですね、これまで何度も書いてきましたけど、演出、音楽、映像がとにかく素晴らしいです。数人の監督による連作なのにどの回もクオリティが高い中にあってマイベストシーンといえるのがこの回のこの終盤でした。ユウの走り...からの脇腹をやられ壁にもたれかかったマサキの静寂の後のパッと目を見開くところ・・・からの次回の予告への流れは鳥肌もので息をのみましたね。

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2015年3月18日 (水)

ホーリーランド⑬

メイキングにて「楽しくて仕方なかった」と、マサキ役の徳山秀典さんが語っていたとおり・・・
「暴走した果ての姿を伊沢戦で出したかった」とユウ役の石垣さんが語っていたとおり、2人の戦いは大変見応えがありました。

「来る」とショウゴがつぶやいてからのユウの低い唸り声、速いパンチ、それをことごとくかわすマサキ。

この回を担当した佐藤太監督は“鼓動が高鳴りスパークする印象で”と撮影に挑んだそうですが、まさにそれでしたね。特にショウゴから教わった蹴りをマサキがしのぐシーンはスカッとしたというか、思わず、このシーンが載っている漫画を購入して読み込んでしまった程でした。

映像もリカバークロスという、引いて打ち返すという戦術を頭上のカメラからとらえたり(なので誤魔化しがきかないトノコト)、倒れたユウがマサキの部屋のベッドにパンする時など芸術的ですらありました。

というか、、、

この回は俳優の域を越えていたように感じます。事前にテストしているにしても、あのスピードで打ってよけてが出来るというのは凄いと思いました。これは他の作品でもいえることなのですけど、与えられた人物になりきるとしても、実際に歌ったり踊ったりアクションをやってのけるというのは並大抵のことではないですよね。多少の経験有り無しにせよ、さもずっとそうしてきましたと見せる力量・・・そんな役者論についても考えさせられました。。

さて、2人の闘いも終わり、結果的に様々なことから救われたユウ。ただ・・・偶然マサキの心や体におった傷を知って同様します。そんなユウを動かしたのがマサキの妹のマイでした。

「僕は全てを間違えてしまう」と苦しむ彼に「まだ何もしてないじゃない!」と声を荒げて怒るマイ。その言葉を受けてユウはマサキの元へ・・・

で、この妹役のマイを演じる水谷妃里さんについても記しておきます。漫画とはイメージが違いますけれど、なかなか素敵な方です。彼女が出演した『チルソクの夏』という映画では彼女の良い部分(純粋な強さのようなもの)が特に生かされていて好感がもてましたし、全体的にも良い作品でした。それとはまた少し違うマイ役も紅一点的な(友人を含めると三点かしら?)男性だらけのドラマの中で嫌みの無い爽やかな佇まいでしたね。

ところで、この場面に出てくる下北のアーケード、映像で見るとかなり広く映っているのですが実際はとっってもコンパクトです。なんでこんな感じで映るのかしら?とちょっと不思議に思いつつ、まあカメラのなせる技か街も広めに映っていたりで、ホーリーランドはなんというか、写し方に色々“工夫”がされていると思いました。


さて、マサキの元へ向かったユウ。話しかけずらそうに佇むユウにマサキは優しく声をかけました。
「楽しかったな、昨日のケンカ...」と。。。

ここはもう見ていて涙涙。やっと2人でまともに語り合えて心を通わせられる。ホッとすると同時にまた違った意味で胸が熱くなりました。同時に、傷ついた過去を持つマサキの言葉は胸を打ちました。

「ホーリーランドだ、俺とお前のホーリーランドにいたんだ。失ってしまった俺の場所だ。...最高だったぜ!そうだろ?神代!!」

演ずる2人は男泣き...役者としてこういうシーンってなかなか与えられないのではないかな?と思うので、このお二方は幸せだったのではないでしょうか。

それからシンの元へも向かったユウ(こちらは明るい日の下)「シンちゃんの友達でいたいです!!」と駆け寄る姿も熱く胸に迫りました。そしてシンちゃんやっぱり良い雰囲気...。

やっと全てが落ち着いたような、そんな瞬間でもありましたが、マサキと世田商吉井の因縁は解決してないわけで。。。久しぶりにみるユウの笑顔と青空とは正反対の、マサキに忍び寄る影が印象的でした。

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2014年10月16日 (木)

ホーリーランド⑫

加藤との闘いに決着がついても「終わらない」と呟いて、ユウはマサキの制止を振り切りそのまま闇へと消えていってしまいます。

原作にもあるこのシーンは、もう自分でも止めようがないといった感じの何かに取り憑かれたようなユウの瞳が強烈でした。そしてそれを彷彿とさせる石垣さんの瞳も凄まじかったです。

その後、自分を知ってる人間は全て敵...と誰かれ構わず攻撃を開始するのですが、それがついには“本物”と呼ばれる人々にも及んでしまいます。そうして忠告にやってきたマサキの先輩。この先輩役の下山を演じられているのが榊英雄さん。この方もまた独特のオーラを醸し出していてやはり役者に恵まれていると感じました。

それもさることながらホーリーランドというドラマは“大人世界と子供世界の狭間”という言葉のとおり全体的に大人の描かれ方が消極的に感じます。中でも特に金子修介総監督は(ホーリーランドは数人の監督の連作なのです)ユウの母親は顔が伏せられてもいましたし、だからこそ大人が登場したことによって(監督それぞれの考えがあるにしても)ユウの暴走した感がよく現れているというか(シンちゃんの入院先で母親がしっかり描かれていたのも然り)様子が違ってきた感がでてました。

先の忠告を始め、妹のマイちゃんからも懇願されてマサキはいよいよ本気でユウの暴走を止めにかかります。このあたりは(ついにきたか!)と興奮しました。あの弱々しかったユウが研鑽を積んで憧れだったマサキと対峙するという特別な状況。高架下で再会した2人のこれまでにない間合いや寂しげに流れてくる風の音のようなメロディなど...この辺りへのもってきかたや演出は全てが鳥肌ものでしたね。そしてやはり石垣さんと徳山さんの乗り移った感。先程も書いたようにイッちゃってるユウの目つきや、逆に冷静すぎるマサキの冷たい眼差し。でもどこかギラギラとしていて......

そして交わされる数々の胸に迫る言葉。

「僕を弄んだんですね!?」と叫ぶユウにマサキは言います「そうか、お前の世界ではお前だけが悲しくてお前だけが被害者なんだな…いいか神代、キズ一つなく生きてる人間なんていやしない、いないんだよ!」それでも聞く耳を持たず、妙な自信すらつけたユウはマサキに対し「あなたはトリックスターだ」と、揶揄します。ここはもう、それ言っちゃいますか?どれだけ自信をつけてしまったのよ?と思うわけですが、マサキはいたって冷静。「いくら言葉を交わしても無意味なら俺たちにはこれしかないぜ?」と、いよいよファイトポーズ。見ているこちらもアドレナリンがブワッと出ました。

そしてここでまた一つの見せ場があるのです。睨み合ってハイ喧嘩!...ではない、この二人だからこそそこに感じるものが。

不本意な形とはいえ拳を交えることに喜びすら感じているような、、、そんな想いが交互に語られます。特にマサキの「これだ、俺はこの瞬間を求めていた。しがらみのない純粋な空間...ここは俺とお前だけに用意された俺たちのホーリーランドだ」という語り。このドラマでの一つのクライマックスはまさにここといえる名シーンでした。

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2014年9月 1日 (月)

ホーリーランド⑪

反則技(Zippo使用とか)を繰り出す加藤におされるユウ。壁際に追い込まれ、襟を掴まれ持ち上げられて出す「んぎーーーっ」という声は本当に苦しそうで手に汗握る展開となっていました。ここからショウゴより伝えられた技によってユウの反撃が始まるのですが、この時の構えるユウとそれを伝えたショウゴとのシンクロの演出は鳥肌もので、記憶に残るシーンの一つとなっています。

そうして、いよいよ闘いも決着へ。ただ、主演の石垣さんに影響を及ぼしたほどのユウの暴走はなかなか止まりませんでした。。。。

ここでDVD特典にて原作の森恒二さんと語り合う石垣佑磨さんについても記しておきたいと思います。

石垣さんはユウについて“過剰に言うと病気っぽい”と語っていました。そして二ヶ月半で指先から足の先までユウの動きをインプットし、演ずるというよりは“俺が神代ユウだ”と思うようにしたとも。自分が好きになった漫画の人物を演じられる“役者としてこれ以上幸せなことはない”とも語っていたとうり、全身全霊でユウと対峙し吸収しているように見受けられました。正にホーリーランドでいうところの〈居場所〉に彼はいたのだと思います。

ただ、、、その後石垣佑磨さんは現実の社会で問題を起こしてしまうのですよね...(詳しくはwiki等でお調べ下さい)私はそれを知った時、正直、、、意外ではありませんでした。というのは─誤解を承知で書くのですけれど─石垣さんの真の性格がどうのというのではなくて、役にのめり込んだ挙げ句それが本人も気付かないところで心を浸食してしまう現象があるように思うのですよね(それを理由にするのは良くないだろうし、完全なる憶測なのですけれども)他にもインパクトの強い役を演じて雰囲気が変わったり、現実になんらかの影響を及ぼしているような役者さんを何人か見てきたように思います。

あえてもう少し書くと、その一人に『池袋ウエストゲートパーク』でタカシ役を演じられた方も私的には含まれています。この方は初代『GTO』や『ロング・ラブレター~漂流教室~』『リップスティック』などで静かでどこか謎のある少年や青年の役を演じられているのですが、IWGPあたりから凶気の桜に至るあたりまで徐々に変化が起きたように感じられて...その後プライベートでのショックな出来事もありましたし...役柄が、それを演じる役者に与える影響について私は時折考えさせられるのです。。まあ、このことについては元々が活発で後に静かな役というニワトリが先か?的な考えもあると思うのですけれど、、、

とまあ色んな思いが浮かんだこのホーリーランドというドラマなのですが、良い作品良い役者の存在を知るというのは、そこから更に考えを巡らせていくものなのかもしれません。

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2014年8月28日 (木)

ホーリーランド⑩

かけがいのない友人であるしんちゃんを傷つけられたことで暴走してゆくユウの感情。主犯格である加藤とその周囲に向けられた攻撃もまた激しいものとなってゆきます。

まずは加藤とつるんでいた八木との闘い。これはもう何かが乗り移ったと感じるほどの凄まじい迫力で、演ずるという域を超えているようにさえ見えました。

前回も触れたように、とにかくこの辺りのユウの変貌ぶりが凄いです。演出も素晴らしく、血走った目や蹴りを振り切った際に出る土埃など細部にまでこだわりがあります。なにより、これは全編にいえることなのですけど脇を固める全ての役者さん(エキストラ含む)もまた素晴らしいです。

私は常々アクションにおいて強い主人公が成り立つのは対する相手役の倒され方にあると思っているのですが(時折、時代劇などでも切られる側の方が注目されたりしますが)ホーリーランドでもまたユウと対峙した方達の「この方怪我してないか?」と心配になる程の勢いのある倒れ方や苦しみ方は、ただただ感服するのみです。先の八木役の渡来敏之さんや岩戸役の植木紀世彦さんについてもそうですし、とにかく全員の名前を記しておきたいくらいこのドラマは才能ある役者さんたちに恵まれたなーと思います。ただ悲しいかな、そういった役者さん達が生かせる土台が今も昔も日本の芸能界には少ないような気がするのですよね。。時が経った現在は特に皆さんどうされてるんだろーとふと思ってしまうのです......。
話しを戻しまして、暴走を始めた ユウの狂気はいよいよ廃校上での加藤戦へと繋がってゆきます。

ここで少し怖く感じたのは異質な感情が彼に生じ始めていること。根底にはシンちゃんへの気持ちがあるものの、甘美なる別の何かが彼の中で存在を増してきているという...。それは「全てが危ういこの空間を好きになりかけているんだ」という台詞にも現れています。感情も混沌としてきたなら、廃工場の雰囲気も混沌としていて、、、そして私がこのホーリーランドに初めて触れたのがこのシーンでもありました。

まあ、慣れとは複雑なもので1話からの闘いを見てきたので初見の時ほどの暴力性は感じませんでしたし、それよりもこちらも加藤に対する怒りが出てきているので「ユウ!倒せ!!」とすんなり感情移入していましたね(ちなみに演じる弓削さんは優しい方で、メイキングでは石垣さんに頭突きしたあと背中ポンポンしたりしてました)ここでは意外にも土屋のたきつけでタイマンが成立します。周囲にいるもの達も差しで2人の勝負が見てみたいと声を上げる。ここがやはりこの作品の筋の通ったところで、リアルに感じられるからこそ喧嘩にもただの暴力ではない何かがあることを感じられました。とはいえ、加藤は反則技を繰り出してくるわけで、くーっと腹立ちながら見つつも(苦笑)見応えのある勝負が繰り広げられましたね。

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2014年6月 7日 (土)

ホーリーランド⑨

ヤンキーとかケンカとか、全体的に怖いイメージがありますけれど、ホーリーランドには一つのルールのようなものがあって、それはタイマンを主としているところ。

小競り合いの中での例外もありますけれど、岩戸との戦いやショウゴとの戦いではそれが守られていましたし、だからこその交流(再会した岩戸とのユーモラスな会話とかショウゴと仲間になるとか)が成立したり、先に述べたマサキの“街がお前を認めないぜ”にも現れているのですが、それを全く無視したのが加藤でした。

ユウを攻めるのではなく、周囲から攻撃をしかけていく加藤。。

これはもう、ユウにとっては自身を攻められるより何倍も辛いことだろうと思いましたね。

夜をさまよい傷つき、そうして出会ったかけがいのない仲間。そんな大切な仲間を傷つけられた結果、ユウは激しい憤りと共に闇の中へと精神を潜らせていってしまいます。怒りの振り幅が完全に超えてしまった感じです。。

で、この変わりようが凄まじいです。

元々気性の荒い不良を演じていた石垣さんの本領発揮といいますか、、ただし最初に弱いユウを演じたことでただの強さではない鈍い何かを抱えた狂気の少年の姿です。

事態の深刻さとか雨の中の涙は本当に胸が痛みますし、ここまでの話のもってきかたも秀逸でした。

とにかく、1話とはまるで別人のユウの姿は一見の価値ありです。

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