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2016年9月 4日 (日)

ティータイムⅡ-④

【パプリカ】

あれですね...同じアニメ映画の「AKIRA」とか「イノセンス」とかを見た時に感じた得体の知れない不安のようなものを感じながら見ました。なんといったらいいんだろう、この映画内でも言ってましたけれど人間の深淵に触れてくるような嫌な感じ。怖い、でも、見たい的な。

とにかく映像の美しさにおいては先の2作品と並ぶものがありました。エレベーターの到着ランプのクリアさ加減とか、部屋の細かさとか地上波等のアニメで見受けられる、なんか絵が変だ(特に人物の顔)的なことはまず滅多にないです。マッドハウスさんは本当にいつも映像が美しくてアニメ界の先鋭部隊的なイメージがあります。

で、冒頭の入り方...理解するのに面倒くさい感じがしました。この女の子何?この世界は何?的なオープニングとか所長の暴走とか。でも、しばらく見ていけばあらかた理解できるようになっている(のも凄い)。ラストまで見ればもう一度最初から見たくなるのではないでしょうか。あ~こうこうこうで、こうなのね!という発見があると思います。ちょっと感動というか。

そして話しもよくできていますね、夢の世界の自由さを最大限に生かしているように思います。DCミニという夢を共有する装置を巡って起きる事件の、真犯人は誰か?という流れ、私は分かりませんでした。だって装置が...さ(とだけ記しておこう)。

パプリカと千葉という女性の声をやってらっしゃるのは林原めぐみさん。私、少々この方が苦手でして...。なんというか若い女の子の「キャー」とかいう声の出し方があまり好きではないというか...不自然というか..でもこの作品の千葉の声は好きでしたし、そのキャーという声を出すパプリカとの対比が逆にいい感じで良かったです。というか、昔この方のラジオ〈東京ブギーナイト〉というのを聞いたことがあって、エンディング曲が(明るい曲調にもかかわらず)切なくて、それも苦手意識の要因の1つかもしれません(ラジオは今もやってらっしゃるのかな?)


映画の内容は‘夢’について考えさせられることが多いのですが、夢の中の人物も夢という現実を生きているのではないか?と思いました(説明するのが難しい)。それをパプリカが千葉に説いてるシーンもあったりしましたね。まあ、あまり詳しく書かない方がいいかと思います。見て、それぞれに何を思うかですね、こういうカオス的な作品は(そして私は恐ろしくリアルな夢を見る派)。

面白かったのは映画の中の看板に歴代の作品が並んでいた時。「あっ!」と思いました。あと、DVDのメニューからの特典の行き方も面白かったです。

さて、ここまでなんやかんや感想を書きましたが、監督の今敏さんは2010年に旅立たれました。最近になってブログの存在を知り最後の記事を読んだのですが、「じゃ、お先に。」...というラストの言葉が純粋に格好良くて泣けました。学生の頃に知り合いをなくしている私は、その時‘置いて行かれた’...と強く思ったのですけど、あの時と少し似た気持ちを抱きましたね。

今回の感想はそのブログを読む前にノートに綴っておいたものなのですけど、あっさりしているような気がして、もう少し気持ちを込めた方が良いのかな‥と悩んだのですがやめました。素直に感じたことをそのまま記すのが礼儀のように思ったので。生きていたら...と、もちろん考えますけど旅立ちの時期だったのだと私はとらえるようにしています。まだまだ見ていない作品が多いので、これからトライしていこうと思います。


【MEMORIES】

だいぶ昔に見てハッキリと内容を覚えているわけではないのですけど、色々怖くて(得体の知れない感情を呼び起こされるアレ)ショックを受けたイメージがあります。苦手です。でも、凄い作品だと思います。

【東京ゴッドファーザーズ】

こちらはもう一度しっかり見てから感想を書きたいです。ラストの辺りのデパートののぼり?がフワリと浮かび太陽を望むシーンは名シーンですよね。

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