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2015年8月

2015年8月26日 (水)

ホーリーランド⑮

ワタルの救出に向かう手負いのマサキ。それを待ち受ける世田商軍団。

・・・といっても、対戦相手となる剣道使いのタカとはやはりタイマン勝負となります。ここはですね、十年以上経って飲み込めるようになりましたけど、マサキは先の追い込みで脇腹に傷をおってるわけで、五分じゃない。当時はそれが悔しくて(というかマサキには最強であってほしくて)くーっと思いながら見ていました(苦笑)。とはいえ、見ているショウゴや土屋たちは珍しく得物のメリケンを使うマサキに異変を感じとったりするのですが、で、なぜそれが必要かというと、木刀を使用するタカ対策なんですね。まあなんにしても強い2人。タカを演じる宮田大三さんも気合い充分。拳の素早い振り抜きとかよけかたとか見応えのある闘いでした。が、マサキの負けが見えてしまいます。

そこへやってきたユウ・・・この時の暗闇にポツンと佇む姿とか光と闇の具合とか登場の仕方が素晴らしかったです。そこからトボトボやって来て...の豹変、「悪意に対して暴力に応える」という時の目や全体の在り方も凄い。ここはもう石垣さんの集大成でした。実際撮影もこの夜の学校でクランクアップしいて、それを映したメイキングでは気持ちが高揚しすぎて撮影が止まってしまう様子も見られました。さて、そんなユウの様子を見たタカも更に気合いが入って裸足に(この辺りは演じる宮田さんの思いも含まれているもよう)剣道と拳とどう闘っていくのかな?と思いましたけど、ユウなりの考えがあって、それをマサキやショウゴが感じ取っていくという流れになっていました。

そして決着。決める方も決められる方も場面全体の力みも相当なものでしたし、何より、決まった!という爽快感が。実際こんな風に決められるの?という謎は作り手側にもあったようですけど、正直、そこはあまり気になりませんでした。実際できんじゃないか?と思わせる不思議なリアル感がこの作品全体にはあったように思います。

そして、全てが解決した...というのも束の間、1人納得していない様子の吉井。周囲をけしかけますが、乗ってこないことに苛立ちナイフを取り出します。そんな反則に出た彼を止めたのもユウでした。吉井じたいはそう強くないのですけど、なんでしょう...振り回す側もよける側もギリギリで2人の形相も凄くてヒヤヒヤしました。成長したユウと相変わらずの吉井との対比も感じつつ、でも、吉井には吉井なりの守るべきものがあったわけで。そんな彼の抱える苦しみも描かれていたのがよかったです。ユウが呟いた通り彼もまた自分の居場所を守ろうとしていたのかもしれません。。

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