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2015年3月18日 (水)

ホーリーランド⑬

メイキングにて「楽しくて仕方なかった」と、マサキ役の徳山秀典さんが語っていたとおり・・・
「暴走した果ての姿を伊沢戦で出したかった」とユウ役の石垣さんが語っていたとおり、2人の戦いは大変見応えがありました。

「来る」とショウゴがつぶやいてからのユウの低い唸り声、速いパンチ、それをことごとくかわすマサキ。

この回を担当した佐藤太監督は“鼓動が高鳴りスパークする印象で”と撮影に挑んだそうですが、まさにそれでしたね。特にショウゴから教わった蹴りをマサキがしのぐシーンはスカッとしたというか、思わず、このシーンが載っている漫画を購入して読み込んでしまった程でした。

映像もリカバークロスという、引いて打ち返すという戦術を頭上のカメラからとらえたり(なので誤魔化しがきかないトノコト)、倒れたユウがマサキの部屋のベッドにパンする時など芸術的ですらありました。

というか、、、

この回は俳優の域を越えていたように感じます。事前にテストしているにしても、あのスピードで打ってよけてが出来るというのは凄いと思いました。これは他の作品でもいえることなのですけど、与えられた人物になりきるとしても、実際に歌ったり踊ったりアクションをやってのけるというのは並大抵のことではないですよね。多少の経験有り無しにせよ、さもずっとそうしてきましたと見せる力量・・・そんな役者論についても考えさせられました。。

さて、2人の闘いも終わり、結果的に様々なことから救われたユウ。ただ・・・偶然マサキの心や体におった傷を知って同様します。そんなユウを動かしたのがマサキの妹のマイでした。

「僕は全てを間違えてしまう」と苦しむ彼に「まだ何もしてないじゃない!」と声を荒げて怒るマイ。その言葉を受けてユウはマサキの元へ・・・

で、この妹役のマイを演じる水谷妃里さんについても記しておきます。漫画とはイメージが違いますけれど、なかなか素敵な方です。彼女が出演した『チルソクの夏』という映画では彼女の良い部分(純粋な強さのようなもの)が特に生かされていて好感がもてましたし、全体的にも良い作品でした。それとはまた少し違うマイ役も紅一点的な(友人を含めると三点かしら?)男性だらけのドラマの中で嫌みの無い爽やかな佇まいでしたね。

ところで、この場面に出てくる下北のアーケード、映像で見るとかなり広く映っているのですが実際はとっってもコンパクトです。なんでこんな感じで映るのかしら?とちょっと不思議に思いつつ、まあカメラのなせる技か街も広めに映っていたりで、ホーリーランドはなんというか、写し方に色々“工夫”がされていると思いました。


さて、マサキの元へ向かったユウ。話しかけずらそうに佇むユウにマサキは優しく声をかけました。
「楽しかったな、昨日のケンカ...」と。。。

ここはもう見ていて涙涙。やっと2人でまともに語り合えて心を通わせられる。ホッとすると同時にまた違った意味で胸が熱くなりました。同時に、傷ついた過去を持つマサキの言葉は胸を打ちました。

「ホーリーランドだ、俺とお前のホーリーランドにいたんだ。失ってしまった俺の場所だ。...最高だったぜ!そうだろ?神代!!」

演ずる2人は男泣き...役者としてこういうシーンってなかなか与えられないのではないかな?と思うので、このお二方は幸せだったのではないでしょうか。

それからシンの元へも向かったユウ(こちらは明るい日の下)「シンちゃんの友達でいたいです!!」と駆け寄る姿も熱く胸に迫りました。そしてシンちゃんやっぱり良い雰囲気...。

やっと全てが落ち着いたような、そんな瞬間でもありましたが、マサキと世田商吉井の因縁は解決してないわけで。。。久しぶりにみるユウの笑顔と青空とは正反対の、マサキに忍び寄る影が印象的でした。

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