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2012年7月 2日 (月)

銀河鉄道の夜④

届いていない牛乳をとりに行くために町に戻ったジョバンニ。


そんな彼を待っていたのはケンタウル祭の飾りとクラスメイトの意地悪な言葉でした。


この時、映し出された夜空と灯りがふいに二重にブレて「あれ?」と思うのですが、それが世界が涙でボヤケたことを、ジョバンニの視点からとらえたものだと分かり、なんともいえない演出に見ていて切なくなりました。。。


ここでもまたショーウィンドウの中に怪しい球体を見ますし、たどり着いた牛乳屋も家人も暗く怪しげで、依然、彼を取り巻く世界全てに影が迫っているような…すでに包まれているような…そんな感じがします。

その後、せっかく戻った明るい十字の広場で追い討ちをかけるように起こるクラスメイトたちの意地悪。とうとうジョバンニは1人で町を離れて丘に上がります。


喧騒から静寂へ──それはジョバンニが1人ぼっちであることを更に強く印象づけ、そこからのぞむ天の川と天気輪の柱、野原や遠くの町明かりは悲しいまでに冷たく美しく見えるのでした。


そして、いよいよ銀河鉄道が登場します。


この場面は、この映画のもう1つの始まりのように思います。


ところで・・・細野晴臣さんのサウンドトラックCDを私は夜寝る前に聴いたのですが(暗い部屋で)、この「天気輪の柱」の部分は非常に恐いサウンドとなっていて、布団の中でブルブル震えてしまいました(苦笑)。

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