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2012年4月

2012年4月22日 (日)

【銀河鉄道の夜】

映画館でこの作品を初めて見てから、30年近く経とうとしています。これまでもう何度繰り返し見たか分かりません。


儚くてせつなく─そしてどうしようもない程に美しい・・・そんな作品です。


宇宙の奥深さと比例するような感じもします。

ますむらひろしさんが描く主人公2人の擬人化された猫の姿も印象的で、様々な意見があったようですが私は幻想的な内容ととてもあっているように思いました(新潮文庫から出ている同タイトルの表紙やサウンドトラックのカバーにも登場しています)。


…本当は、もっと早くにこの映画の感想を書くつもりでいました。でもどうしても書けずに1年が経ってしまいました。


昨年3月の震災以降、この作品に対する見方が多少なりとも変わってしまったからです。


宮沢賢治さんの原作を元とするこの映画は、人が避けては通れない‘死’をメインテーマとしています。


そして、主人公の友と半ば頃から登場する青年と子供達には水が深く関わっています。


どうしてもあの大津波を思い出さずにはいられない部分があるのです。


これまでにも見るたびに胸が痛んだシーン…今回は更に胸をしめつけられるように感じました。。。


ではなぜ今書こうと思ったのか…

それは、この物語に“救い”を感じたからです。

人にはそれぞれ宗教観があると思います。私自身はお正月などに神社に行きますが、正直なところどの宗教に関しても詳しい知識は持ち合わせていません。


ただ…死をむかえた人々が列車の中で過ごす静かな時間…そこにとても大きな救いを感じたのです。

だから、書こうと思いました。

感想については人それぞれ色々な考えがあると思いますが、ここ大阪ウサギは峠の茶屋のような場所。あるいは地上の遥か上を飛ぶ小さな衛星・・・迷い込んでしまったなぁ、、、くらいに読んでいただけるとありがたいです。


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