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2011年11月17日 (木)

メリー・ポピンズ⑦〜オマケつき

「つまりあなたは仕事、仕事、仕事─…そのうち子供たちは、たちまち大人に…」

強い口調ではないけれど、子供たちの父親にバートが語った言葉は深い意味を持っていました。

・・・生きてくうえで仕事はとても大切。でもそのために、かけがえのない時間を犠牲にしてしまう。

食べるために働くのか、働くために食べるのか─


リアルな世界でいつも私が考えることなのですが、バートは「そうなる前に与えなさい」と、映画の中で続けて言っていました…。

メリーとの交流で素直な心を取り戻していた子供たちは、騒動を起こしたことを謝り、大切な2ペンスを父親に渡そうとします。そんな姿に堅物だった父親にも変化が。


責任を問われ、夜の道を銀行へと向かうバンクス氏は、これまでみむきもしなかった鳩おばさんがいた階段を静かに見つめます。


・・・華やかで明るい映画なのに、ジン、、、とするシーンがところどころにあって、ここでも私は泣きそうになってしまいました。


メリー・ポピンズという映画は、いっけん彼女を中心にしているようですけれど、実は彼女は(いい意味で)脇役で、本当の主人公は彼女が訪れた家族なのではないか…ふとそう思いました。


さて、物語もいよいよ佳境。


重役に囲まれたバンクス氏は、開き直ってある言葉を唱えます。それは、以前メリーたちが言っていた心がスッとするおまじない♪


「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス!!」(←なんと英単語らしい)

すっきりしたバンクス氏は、続けて小咄を披露。この話が会長に受けて、ラストは大団円、めでたしめでたしとなるのですが……いつしか風は西へと変わっていました。


それはつまり、メリーとバンクス家の別れを意味しています。

面と向かってサヨナラを言わずに、静かに去ってゆくメリー。いつもシャンとしていて弱いところを見せない彼女も、この時ばかりは寂しそう…きっとこうして彼女は何度も別れを繰り返してきたのだろうな〜と思い、せつない気持ちになりました。。。でもきっとまた東風と共に、新たな場所に降り立った彼女を新たな出会いが待っているのだろうな〜とも感じられました:-)

長くなりましたが、本当に見所たっぷりの、夢いっぱいの永遠の名作です。

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