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2010年12月

2010年12月31日 (金)

~コーヒーブレイクⅡ~

今年も様々な映画やドラマを見ましたmovie

映画館に足を運ぶのはなかなか難しかったけれど、行けた時は嬉しいもので、贅沢な時間を存分に味わうことができました。

・・・映画を見る時の過ごし方は人それぞれだと思います。私の場合は、少し贅沢なチョコレートと缶コーヒーを持って入場。チョコレートは後半あたりから食べはじめて、コーヒーはエンドクレジットを見つつ余韻にひたりながら飲みます。(感動で興奮している心を静めるためでもあるし、現実に戻る準備という意味合いもあるかも・・・)

pencilちなみに余談ですが、私は映画は館内の明かりがともるまで見るようにしています。エンドクレジットは日本語でも英語でもしっかり見ます。それは、感動を与えてくれたスタッフ・キャストの方々への感謝の気持ちからです。

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さて、2010年も素晴らしい作品に沢山出会いました。これまで出会ってきた分を含めたら、いったいどれくらいの数になるでしょう・・・。せっかくなので備忘録的な意味もこめてブログに感想を綴る事にしました。...といっても、ふと思い立って書き出すという感じなので、ほんとにのんびりブログでしたけれど。。。

でも、感動した気持ちの半分でも伝えられたらな・・・と思いながら書くようにしました。文章は下手でも心はちゃんと伝わるように。

そうした中で難しかったのは、まだ見てない人にどう伝えるかでした。あらすじをきちんと書くか、それともあまり触れないようにするか・・・私は後者でいくことにしました。感じたことを一所懸命に書けば、何かは伝わるだろうと思ったのです。

ただ、、、いくら私が良いと思っても他の人が見て同じように良いと感じるかは分かりません(その逆も然り)。同じ人生を歩む人などいないのですから、感じ方も十人十色ですよね。

私としては、こののんびりブログに迷い込んできた方が「ではいつか見てみようかな?」くらいに思ってもらえたらいいのです。。。感動した気持ちはいつか誰かに届き、めぐりめぐって携わる人々の心にも届き、そしてまた「つくろう!」という気持ちになってもらえたら、それは再び見る側の喜びに繋がってゆくはずなのですから・・・。

映画やドラマという世界は、日常の様々な出来事を忘れ、癒しや力を与えてくれる本当に素晴らしい世界だと思います。携わるすべての人々に感謝。

さあ、これからどんな作品に巡り会えるのでしょうか・・・見ていない作品はまだまだ沢山あります。どれだけ見終わることができるのか、不安になりつつ私はまたワクワクしているのですhappy01

アーカイブ>第一回【天空の城ラピュタ】

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2010年12月25日 (土)

GOEMON③

映画のはじまりは、華やかな城下町が登場したりコミカルなやり取りもあったりで明るい印象がありました。でも連判状が出てきた辺りから、物語は一気にシリアスになってゆきます。

そうした中で常に見えていたのは、登場人物たちが、もがきながらも懸命に進んでいく姿。

友情や、一途な想いも終始一貫していて感情移入しやすかったです。

ストーリーは前回の【CASSHERN】よりも分かりやすいのではないでしょうか。。。

それにしても、出演されている方々の豪華さには驚きました。

メインで出ていてもおかしくない方が、時間の長短に関わらず登場しています。

友情出演というものなのか、監督やストーリーに惹かれてなのかは分かりませんが、皆さん素晴らしい演技をされていました。ただ、その後も何かの形で登場するのでは?と思い、ずっと待ってしまった感じも・・・

重要な役どころには、実力と個性を兼ね備えた方たちも登場されていて、中でも秀吉役の奥田瑛二さんには溜息が出ました。「箱であろう南蛮の・・・」という時の声の発し方といいイントネーションといい、さすがです。

半蔵役の寺島進さんはカリスマ性充分で、忍びについて語る静かな口調が心の奥まで響きました。

個人的に更に書かせてもらうと、利休役の平幹二朗さんは、昔、松本清張さんのドラマで拝見して以来凄い方だわ...と思っていたので、変わらぬ安定感に脱帽。要潤さんの鋭い雰囲気も素晴らしかったです。

書ききれませんが、今回の映画での配役は、どなたも素晴らしかったと思います。

それは有名であるなしには関係なく、民衆にいたるまですべて。例えば、踊り子さんたちはセクシーで・・・小判をもらう人々も表情豊かで・・・家臣たちも厳しい顔をされていて・・・皆異世界の住人に、ちゃんと見えました。なので、冷めることなく最後まで集中して見ることができました。

エンドクレジットに名前がびっしりと出ていたことにも好感がもてます。本当に沢山の人々の力で映画はできているのだな~と実感。。。

さて、物語の佳境―

数々の出会いと別れを繰り返し、戦に入った五右衛門の口から、真の願いが家康に告げられます。

争いのない国、太平の世━━

それが現実となっている今の日本は幸せなんだ・・・と、改めて思うことができました。

その後の、螢が一斉に舞う風景はとても幻想的で、それを見ながら絶景とつぶやいた彼の姿が切なく心に残ります。。。

最後にもう一言、要望というか感じたことを・・・。

監督によると、テンポアップのためにカットしてしまったシーンが沢山あるようなのですが、私は正直、カットされていないものが見たかったです。

見る側が作り手側の気持ちをくむのも大切ですが、カットされていないほうが全体的に納得しやすく、流れも良かったのではないでしょうか・・・(つまりは、もっと見たかったということでもあります)

愛と忠誠心、自由と欲望そして運命と、様々な要素が含まれた映画「GOEMON」は、あらゆる面で斬新で美しく、そしてどこか儚さを感じさせる作品でした。

That's all.

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2010年12月18日 (土)

GOEMON②

舞台は安土桃山時代。・・・といってもストーリーを含めセットや衣装など大胆な発想がされていました。


全体のイメージがかなり現代的で、言葉づかいなど(おや?)と思う部分もありましたけど、ファンタジーの印象もあるせいか、あまり抵抗は感じませんでした。

そうした中で私が特に良いなと思ったのは天井の高いお城の内部です。どの部屋も威厳と荘厳さがあり、木造建築というよりは石造りの印象が。

....プロダクションノートによるとアジアでありながらギリシャやローマでもあるとのことで、やはりと納得。かなり自由に見えましたが(オルゴールを除いて)その時代になかった素材は使わないなど、決められた部分もあったようです。

衣装や髪型も個性的でたいへん美しいものとなっていました。


・・・それにしても、すべて想像の物語でないとしたら、どこまで変えてゆくかは難しいことかもしれないなと思いました。時代も人物も史実として残っているのならなおさらではないでしょうか。まったくのオリジナル作品でもよかったかもしれません。戦国の世のどこかの誰かの物語......でもこの作品の大胆な仮説も嫌な感じはしなかったので、なんともいえませんけれど。。。


さて、ストーリーは織田信長暗殺の真相をベースに繰り広げられていきます。秀吉、茶々、三成、家康、才蔵そして五右衛門と、魅力的な人物が次々と登場する中で印象的なシーンが幾つも出てきました。


まずは才蔵と五右衛門のアクションシーン。

速いスピードの中でフラッシュ線が出るような箇所は漫画のような雰囲気があって(あ、またこの独特な演出!)と思わず反応。「CASSHERN」で初めて見た際インパクトが強すぎて有りか無しか混乱したのですが、今回は少なめでちょうどよかったような気がします。

才蔵役の大沢たかおさんと五右衛門役の江口洋介さんもたいへん魅力的でした。アクションに関してそれぞれに研鑽を積まれたようで、強い忍びとしての違和感もなかったと思います。悪役やヒーロー、静と動と、その時々に合わせて演じてみせる俳優の方々の力は本当に凄いですね。

恐ろしく強いとされる才蔵と互角に戦ってみせることで五右衛門の強さもよく分かりました。そしてこの二人が一目置くことで半蔵の強さも際立ちました。

...この半蔵によって育てられた二人の青年期も印象的です。特に命を受けて茶々さまを守ることとなった五右衛門には深い優しさが感じられました。例えば刺客を倒して手についた血で布団を汚さぬように、袖で覆って掛けなおしたり、受けた傷を悟られぬよう茶々さまと淡々と会話をしたり。。。

―ちなみにテレビ放送ではこの部分がカットされていて、ここでは才蔵に対する想いも話していたので残念でした。


.........その後もラストに至るまで茶々さまと五右衛門が互いを想う気持ちは随所で見られます。見つめ方や呼吸、身を挺して守る姿などで。。。


この映画ではパンドラの箱など、要となるものもいくつかありました。そのうちの1つに、信長さまから与えられた双刀があります。

青年期の五右衛門が才蔵と別れる際、その片方を餞別として渡すのですが、互いに握り締めあいながら真ん中で割るシーンには胸が熱くなりました。


それぞれに<天下><布武>と刻まれてあることによって強い絆も感じられ、心に残る演出だったと思います。演じられていた若い俳優の二人も素晴らしい表情をされていました。立ち位置というか、カメラワークも良かったです。


この映画では、いいポーズだわ・・・と見入ることが度々あり、登場人物を‘魅せる力’のある作品だと思いました。

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2010年12月15日 (水)

【GOEMON】

数年前に紀里谷和明監督「CASSHERN」の紹介映像を見た時、不思議な映像だわ・・・と思いました。アニメでもなく完全な実写でもなく、でもそのどちらも融合させて更に何かをプラスしたような不思議な映像・・・。アクション色が強いような気がして見に行くまでには至りませんでしたが、心の中で気になる作品として保留となっていました。


しばらくたったある日、どこかで「結構よかった」という言葉を耳にしました。そして見るに至ったのです。結果、よかった・・・と私も思いました。


「GOEMON」はその紀里谷監督の作品です。前回作品のイメージがあったので期待して見ました。賛否両論あるようですが私としては大切な映画がまた一つ増えたという感じです。


まず何より、幻想的な映像が圧巻の一言でした。画面全体を彩る独特の色彩。・・・・・どこかでメイキングの様子を見たのですが、撮影時は普通に見えていたものが色をつけていくことによっていっきに別世界の雰囲気を醸し出してゆきます。この色使いこそがこの監督の素晴らしい個性であり才能ではないでしょうか。

照明のあてかたも、まるでレンブラントの光と影を思わせるような、、、暗躍する人々の闇の部分を際立たせているように感じました。北野武監督の北野ブルーが五感を刺激するように、全体の美しさに刺激を受けながら夢中で見ていました。劇中音楽も素晴らしかったです。

この、夢をそのままおこしたような映像をつくりあげているのがデジタル技術です。「CASSHERN」の三倍かかったとのことで、その作業の大変さを思うとため息が出るのですが、ただ、見ている側としては人物がスピードに乗るあたりなど時折「ん?」と感じる部分も正直ありました。でもそれが技術的なことでそうなのか、あえてそうしているのかは分かりません。私にはそのような部分も1つの‘味’に感じられて抵抗なく見られたからです。


ただしこれはどの作品でもそうというわけではありません。ああ、台無しだわ・・・という場合もあるので、それを感じずにすんだのは良かったです。

CGに関しては素晴らしい風景や建築物が出るたびに、どこからどこまでがそうなのだろうと考えずにはいられませんでした。


印象としては実際に存在しているのは出演者の方々と彼らが触れるもの、あと身の回りの空間のほんの僅かな部分だけのようにも思えましたが、よくみるとそうではないようにも...


DVDに入っていたプロダクションノートによると、なんと50%以上はセットを組んでいたとのことです。。。それを知ったとき、私はホッとすると同時にCGの〔負〕の部分についても考えずにはいられませんでした。

...昔、ハリウッド映画で代役として描かれたCGが危険な場面以外でも動きを見せ、役者本人がクレームをつけたというような話を聞いたことがあります。すべてをつくりあげることができる技術ならではの危険性かもしれません・・・役者さんもセットも何もなくても、あたかも現実のように映像をつくりあげることができる技術。

「GOEMON」でも超人的な映像が随所に見られました・・・。それはいっけんデジタルすべてのようにも見えます。けれど映画「CASSHERN」では、ラストのあたりでシンプルな実写の世界が出てきました。


それを見たとき凝縮された映像からふと解き放たれたような、自分の生きるリアルな世界の素晴らしさに気づかされたような感じがしました・・・。

ノートでは「(決められた予算内で具現化するとなるとデジタルが必要)」と監督の言葉がのっています。もしかしたら実写をとても大切にされている方なのかもしれません。。。

なんにしても、どれほど技術が進歩しようと「CASSHERN」「GOEMON」で、作り上げることはできないと思える役者の皆さんの素晴らしい表情を見ると、超人的な部分を補うCG、そして実際に組み上げられたものと、実はうまくバランスがとれている作品なのではないかと思いました。

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2010年12月12日 (日)

ハル⑤

この映画に、そこはかとなくラブストーリー的な雰囲気が漂っているのは、二人が恋人になれるであろう要素が成立していたからでしょうか・・・

前回記したように匿名性の強いネットでは相手の情報が分からないことが多いので、二人がまったく違う年代や生活という可能性もあったわけです。。。でも、何もかもが違っていても交流を深めた二人なら、また違った素敵なストーリーになっていたかもしれません。

私自身は今年ブログを始めたことによって、いつも以上にネットの世界を見たように思います。

情報を得たり、利用する人しない人の情報格差など、、、様々なことを感じました。ただ、それと比例して心も充実していったかというと、そうではなかったようにも思います。いくつかの海外を苦労しつつも実際に見に行ったものとしては、百聞は一見にしかずだわ・・・と感じることも多く、やはり風をじかに肌で感じることを基本として、この文明の利器をなんとか活用できたなら・・・と思います。

映画の感想とずれました。。。(ハル)は、ネットについて色んなことを考えさせられた作品でもありました。

美しい音楽とともに、心に沁みる作品です。

That's all.

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2010年12月11日 (土)

ハル④

2010年現在、インターネットの世界は無限に広がっているように思えます。家にいながらにしてありとあらゆる世界を見られる夢のツールのような・・・

私はよくwikiを利用します(最近はリークスとやらで騒がれていますが...)そしてたまにブログを見に行ったりします。同じ映画でも様々な感想があって、それがとてもよく書かれていて自分のブログの貧弱さに凹んだりもしますが、楽しいです。

ネットの世界を歩くとそこには沢山の心が存在しているように感じます。その心の主の姿は見える場合もあれば見えない場合も。どこで何をしているのか、性別や年齢が分からないことも殆どです。匿名性の強い世界だと感じます。

この、映画「(ハル)」でも(ほし)は最初のころ自分を偽っていました。でもあるきっかけで正体がばれたのちは、二人の交流はゆっくりと深まっていきます。

そしていよいよネットだけではない現実の世界での交流が始まります。ただそれは<確認>という感じではっきり会えるといったものではありまん。

・・・私はこのシーンを見ながらこんなことできるのかしら?と思いつつも、瞬く間にすぎてゆく時間の中で、ハンカチを振りあいビデオを撮りあい、互いの姿を確認しようとする姿にとても心打たれました。幻のような存在が現実にいたという真実。。。二人はこの出来事を早速メールで語り合います・・・不思議だと。

その後(ローズ)を交えて起こる心のすれ違いを経て(ほし)が、抱き続けてきた思いとともに本格的に動き出します。乗車した新幹線の車窓の風景とともに、あの美しい音楽とともに、何度も互いを撮りあったビデオ映像が再生されるのですが、とてもせつなくなりました。アップやスローでなんとか相手のことを知ろうとする気持ち...もっと知りたい!という気持ちが強く感じられたからです。。。

そうしてむかえたラストは、印象的な「言葉」とともに、とても爽やかな気持ちになりました。

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