« 2010年10月 | トップページ | 2010年12月 »

2010年11月

2010年11月22日 (月)

ハル③

言葉に続いては音楽です。


(ハル)で流れる音楽はシンプルですがとても印象的です。ピアノやマリンバ・・・でしょうか、様々な音色で奏でられています。


私は、この音楽がききたいために映画を見る時すらあります。

印象的な場面をいくつか挙げていくと、まず最初は映画フォーラムでの(ハル)の〈顔のマークのようなものはなんですか?〉の問いの後に、オフィスを背景にして流れてくる音楽。明るく、そしてどこかせつない旋律は日常の色々な出来事をそっと表現しているように感じました。
この時深津絵里さんが画面を見ながら微笑むのですけど、その表情もとても素敵です。


次に、戸田菜穂さん演ずる(ローズ)が登場する場面。セクシーな感じの音楽はどこかコミカルで面白かったです。彼女が初めてフォーラムに出てきた時の(ハル)の反応にも笑いました。

そして、一番心に響いてきたのが映画の終盤に雨の中を車で走る(ほし)が過去の辛い経験をメールで語りだす場面。。。優しく悲しい旋律は、思い出すだけで涙が出てきてしまいそうです。


(ハル)にはアメフト中心の生活が変わってしまったことでおきる様々な変化
(ほし)には職を転々とする原因となった恋人との思い出。


そんな2人の日常を包み込むように流れる野力奏一さん佐橋俊彦さんの音楽は、本当に素晴らしいと思いました。

ちなみに私はとても下手ですがピアノを弾くので、奏でてみたいわ・・・と思いながらいつも聞いています。サントラや楽譜がほしくて探してみたこともありますが、10年以上昔の映画だからでしょうか、見つかりませんでした。Amazonにはあるようですけど、私はネットで買い物しない派なので、いつものように縁があれば手元にくるだろうとのんびり構えています。(ピアノの上手な方なら絶対音感であっという間にとらえて弾いてしまうのでしょうけどね・・・)

映画における音楽の存在はとても大切だな・・・と強く思いました。

|

2010年11月 9日 (火)

ハル②

印象的な言葉をいくつか挙げると、ヒッチ・コックの裏窓が好きと書いた(ほし)に対して〈どういうところが?〉と問う(ハル)に〈ああして人の生活を遠くで眺めていたい〉とこたえる場面。


例えば電車に乗っていて車窓の向こうに様々な建物が見えると、そこにどんな暮らしがあるのか私もボンヤリ見つめる時があるので、この感覚はなんとなく分かる気がしました。


あと、宮沢和史さん演じる青年実業家の「また、思い出ができてしまった」という言葉も、新たな思い出をつくってしまったことへのとまどいが、よく出ているように感じます。


そんな中でも特に印象が強かったのが(ほし)の〈男の人との恋愛は、もう1人の自分を選ぶことなんじゃないかと思います〉という言葉。〈こういう自分だったら、なんて恋していく〉という考えは確かにそうかもしれないわ・・・と自分と照らし合わせていました。

他にも様々な言葉が出てきますが、ほんとに、いつも以上に注目して見ていたように思います。森田芳光監督の世界観はなんともいえません。。。


ちなみに〈ファイト!〉が3回現れるシーンもあるのですが、この時ふと考えたのは実生活での‘頑張れ’という言葉に関する話し。‘頑張っているのだから更に言われたくない’ということをたまに見聞きするのですけど、心がこもっていればどんな言葉も嬉しいので、私は気にしませんけど、、、その時の状況もあるにせよ、応援するつもりで言って否定されてしまうのは悲しいですね。


言葉とは、難しいです。

|

« 2010年10月 | トップページ | 2010年12月 »