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2010年10月27日 (水)

【(ハル)】

物語が終わりに近付くにつれて、気持ちが高まってくる・・・そんな作品でした。

そして、見れば見るほど新たな感動が心に染みてくる・・・そんな感じもしました。


でも、初めて見た時はあまり気持ちが入り込んでいかなかったのが正直な感想です。静かに淡々と進んでゆく印象があって、バラエティなどの賑やかで展開の早いものに慣れた身には物足りなく感じたからかもしれません。

けれど見終えた頃には、最後までちゃんと見て良かったわ・・・と心から思いました。それからは、もう何度も見るようになりました。

映画は、東京と盛岡を舞台に深津絵里さん演じる「ほし」と内野聖陽さん演じる「ハル」の交流を中心に進んでゆきます。
といってもその交流の手段というのがパソコン通信のみで、2人はある時点まで会うことはありません。

ちょっとあまりない感じの映画だと思います。
それぞれの生活を追いながらも、2人を繋ぐのは通信画面の無機質な文字だけ。1996年の映画なので画面じたいも現在のようにカラフルな感じではなくシンプルです。

それでも、互いが紡ぎだす言葉によって文字に温かさが生まれ、心の繋がりもできてゆきます。


距離は離れていても、思いをのせた通信の糸が確かに繋がってゆく・・・そう感じました。


それにしても本当に静かな作品です。音がまったく無い時すら、あります。セリフも少ないのではないかしら。。。


だからこそ発する言葉に集中してしまいますし、俳優さんの表情だけの演技も強い意味を持ってくるように思えます。


くわえて音楽のインパクトも強いですね。静かなのに、五感を刺激してくる気がしました。

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