« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »

2010年8月

2010年8月26日 (木)

Love Letter②

物語は、樹の中学時代と現在の小樽と神戸、この3つが交差して進んでゆきます。どこか幻想的で温かく、そしてせつないストーリーでした。


物語の鍵となるのが、樹の中学時代の同級生で同姓同名の男の子[藤井樹]柏原崇さんが演じられていて、女の子の樹(つまり中山美穂さんの中学時代)を酒井美紀さんが演じています。


博子の卒業アルバムの勘違いから始まる、彼を中心とした文字の交流。。。なんともいえない形で中学時代を振り返ってゆくのですが、素敵な設定で、いい感じで記憶の扉を開けてゆくな〜と思いました。


中学の頃は、特に感受性豊かで、ふとした瞬間が心に深く残っていたりします。映画の中でもそんな状況が度々見られました。


例えば、カメラのファインダーを覗くシーンや、すべらかに雪の中をかけるシーンなど。


そんな中でも1番印象的だったのは、図書室でのシーンです。
男子の樹が窓辺で本を読んでいて、揺れるカーテンの影に隠れ、一瞬光に溶け込んでしまったような、、、そんな彼の姿を追うもう一人の樹。。。風を受けるカーテンの映像があまりに綺麗で、胸の中がジンとしました。


普段なかなか反応しないような心の細部に、優しく触れてくる・・・そんなシーンが本当に多かったです。


そしてストーリーは、何も知らない明るい樹と、博子の抱く悲しさ、この2つも交差して進んでゆきます。


2010年8月18日 (水)

【Love Letter】

ポスターと同じ、中山美穂さんの印象的な横顔が映画の最初に映り、REMEDIOSの幻想的な音楽が流れた瞬間に、Love Letterの世界に入り込んでいました。とても美しい映画です。ストーリーも素晴らしく、綺麗、、、と感じるものが沢山出てきます。

舞台となるのは小樽と神戸。
活発な樹(いつき)と、おとなしい博子。この2人の女性を中山美穂さんが一人二役で演じています。ストーリーの前に、この2人について少し。


2人の変化は例えば、化粧が変わるとか、どちらかが眼鏡をかけているとか、そういった大きな違いではありません。
少し癖毛で、森ガール的な服装の樹。ストレートで、セーターやブラウスをきちんと着ている博子。その程度です。...なのに、中山さんの確かな演技力により、瓜二つであるはずの2人が別人に見えるのだから、本当に凄いと思いました。


映画の中では、この2人がワンフレームに映し出される状況が一度だけあります。これは(情報はいっさい無いのですが)合成とかではなく、とても自然な手法が使われているのではないか...と思います。それでも“すれ違った”と思える演出の力。
自由なカメラの動き、照明、家の雰囲気。。。岩井俊二監督の力、そしてスタッフの力を強く感じました。

2010年8月11日 (水)

オマケ


ところが、ラピュタは小説にもなっていて、なんとそちらでは、映画で終わったその先が少し描かれているのです。。。

興味のある方は、ぜひそちらを読んでみて下さいませ(徳間書店・アニメージュ文庫)

でも、知りたいという方のために少しだけ↓

②でも紹介した、ラピュタの写真が壁にかけられたパズーのお家。あの部屋にあった、つくりかけの鳥型飛行機はどうやら完成するようです。


どこに向かうかは、、、そう、ヤクのいる場所。彼が守りぬいた人がいる場所です。。。

*******

ラピュタはエンディングも素敵ですよね。こちらは[君をのせて]の英語バージョン↓

So the earth goes round and round while sailing through the skies In no time at all you shall be found I'll bring you out of your disquise

(GATHERINGより一部抜粋)


メロディと共に歌詞も素晴らしいので、もしも異国のかたに鼻歌を聞かせることがあったら(まだないけれど)これをうたおうと、覚えました。

ラピュタ⑤〜オマケつき

「鳥と共に春を謳おう」

ラピュタが持つ恐ろしい技術を利用して、地上制圧をもくろむムスカに対し、シータが放った言葉です。当時の私は子供ながら、これは凄く大切な言葉!と思った記憶があります。


21世紀の今の世界では、土が無くとも野菜は育ちますし、空には宇宙ステーションが浮かんでいて、長期滞在も可能。
それでも、大地が人間にとって大切な場所であることは、ずっと変わらないはずだと、シータの言葉で学んだような気がします。


ただ、、、気になるのは、お城が崩れる滅びの言葉「バルス」の短さ。短すぎて、ポロッと言ってしまいそうな、そんな己の意志との闘い的な恐怖を、私は感じてしまうのです(たった三文字で崩れるなんて怖すぎます)


それにしても、その言葉とは別に驚異的なのは、崩れる時のあの映像の緻密さです。放映当時は多分CGなど無かったはずなので、手書きメインで書かれているのだとすると、どれ程の労力がかかったことでしょう(ポニョもすべて手書きですよね)

これから、二馬力がどういう方向性でゆくのか分かりませんが、私はCGが使われた作品も好きなので(千と千尋は特に綺麗でした)手書きとうまく繋がると良いな、と思っています。


さて、穏やかに暮らしていた園丁ロボットのお庭は残りました。


物語はいよいよエンディングをむかえます。


シータとパズー、ドーラ達も無事で、映画は2人の乗った凧が遠くに離れてゆくところで終わるのですが、、、

2010年8月 1日 (日)

ラピュタ④

軽快な音楽と共に、タイガーモス号に乗船したパズーとシータ、2人のお手伝いが始まります。


家庭事情が自立を早めたとはいえ、子供なのに、きちんと働けて偉いな〜といつも感じます。


特に、シータが寸胴鍋にパラパラッとお野菜を入れるところは、日頃から家事をこなしている感じがよく出ていて、頼もしくて可愛いですよね。(・・・私って、こういう何気ないところに注目してしまうのです。。。宮崎駿さんは、きっとそういう細部にまでこだわっていらっしゃると思いますけれど)

そしていよいよ、舞台は天空の城へとかわってゆきます。


お城が低気圧の中心にあるというのが、とにかく怖くて凄い。

お天気関係には詳しくないですけれど、なんか大変なところにある!!というのを強く感じさせられます。

そんな<竜の巣>に守られていたお城は、宝溢れる夢の島というわけではなくて、光と影を合わせ持ってました・・・

« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »