2019年6月 5日 (水)

映画 刀剣乱舞


※初見の感想です

※この記事にはネタバレが含まれています


オンラインゲーム開始時に刀剣男士の姿を拝見し、好きだ~となりつつ、入り込んだのは基本ほっこり日常を描いたアニメ「刀剣乱舞―花丸―」からでした。そこからおおよその流れでいうと、、

ヌードルストッパーくじ→

コラボカフェ(刀剣茶寮)→

コラボナイターの様子をニュースで見る→

からのミュージカル気になる→

映画鑑賞→

刀剣鑑賞←今ここ


知っているけれど詳しいわけでもない…といった感じでしょうか?色々見たり聞いたり教えてもらったりしながら、ファン…もとい審神者によって膨らむ世界観に奥深いな~と感嘆している最中です。

とはいえ、映画を観るにあたっては、いち映画好きとして観に行きました。なので感想もファン寄りというよりは、そういった視点で書いております。ゆえに素晴らしいところは素晴らしい、そうでないところがあるとしたらそうではないといった調子です。でも、作り手が真剣に取り組んだな…と感じられる作品についてはこちらも(良し悪し含め)綴ることが一番の礼儀だと私は考えているので、今回も

冒頭数分、大河ドラマのような印象を持ちました。建物の雰囲気、兵の装い、出演者等々期待していた通りの迫力ある描写で魅せ方も素晴らしい。そして意外にもリアル描写の中での時間逆行軍の恐ろしい雰囲気が良かったのですよね。私はヒーローが際立つのは敵役によるところも大きいと思っているので、これは期待できるなと興奮しました。

そうした中での男士たちの印象ですが、、、正直、最初は強調され過ぎて見えてしまいました。全体的に色調調整の無いそのままの背景に見える中にあって男士のまとう衣装や頭髪の濃い色味が強く見え過ぎているような。デザインや作りは素晴らしかったのですけれども。あえてそうしたのかもしれないけれど、私個人の考えとしてはもう少し淡い感じにするか、もしくは背景やら全体の色調を調整してもよかったのかもなと(北野ブルーの感じとか木々の色をにじませるとか)。だからなのか、日本号様のあっさりとしたグレーの内番衣装がとても自然に見えましたね。

あと同じような意味でいうと、お社のお狐さまの雰囲気も可愛いらしすぎるかなと(こういう出演じゃなければ本当に可愛いのですけれども)。つまり、1つ1つは素敵だけれど、大河ドラマのような実写の中の2次元的要素─それをどう捉えるか、、それは個々の好みかもしれないと思いました。あえて現実過ぎないようにしているのかなとも感じられたので。

と、見た目に関してはこんな印象を受けたのですが、出演者の演技に関しては皆さん素晴らしかったです(それを受け違和感も解消)。


織田信長役の山本耕史さんの肩の動かし方や目線の配り方、羽柴秀吉役の八嶋智人さんの明暗含む演技等々……。出演場面が多い少ないに限らず皆さん本当に良かったですね。

そして男士。登場した際の違和感を打ち消してくれたのは彼らの真剣な演技に他なりません。お若いのに達観した様子とか、なかなか普段使わないであろう言葉遣いの発し方とかも様になっていて、おどけたり気をゆるめたりの具合も良かったです。さらに、審神者役の方の静かだけれど圧倒的存在感やお声の美しさも大変素晴らしく、三日月様との会話をいつまでも聞いていたいと思いました。

で、その三日月宗近様。

いや~鈴木拡樹さんが三日月様を演ずるのは必然だったと思わせる名演でした。凛々しくもありたおやかでもあり、儚げで強くもありほっこりした雰囲気も…無限。

舞台からということで(そちらは見たことないのですけど)研鑽を積んで満を持しての今という感じ。何かのインタビュー記事にて舞台と映像での表現の違いを語られていましたけど、所作とか全てにおいて気を配られてもいたようで、そういう努力が自然と滲み出ていましたね。目線の配り方も凄くて、審神者との別れの際のギリギリまで姿を見つめようとする姿は、それだけで彼がいかに審神者を思っていたかが感じられ息をのみました。そして何人も触れられない雰囲気をまとっているからこそ傷つく姿の衝撃も大きかったです(回復薬のポーションをふくむ姿の美しさよ……)。

ちなみにもしこの三日月様と私が実際に対峙したとしたら、同じ空間にいていい存在ではないなと妄想ですらしょんぼりしてしまいました。。


1人1人についての印象も少し。

山姥切国広様-荒牧慶彦-

布を被っているので殺陣ではきっと大変な思いをされただろうと想像。けれどもその布をも魅力にする演技力。写しということだからか常に影を感じさせる表情をされてました。

薬研藤四郎-北村諒-

不思議な存在感。大きな瞳をされているからこそ表情のインパクトが強く、きちんとした演技でないとブレを感じてしまいそうなのにそれもなかったです。衣装デザインから幼く見えそうだけど演技力で打ち消し。

へし切長谷部-和田雅成-

耐時間遡行軍のスペシャリスト感。主命を果たすという意思の強さが終始感じられました。常に厳しさがあったからこそ三日月を助けに来た際の安心感が凄かったです。花丸の印象とはだいぶ違うキリッと感。

日本号-岩永洋昭さん-

素晴らしい日本号でした。力強さと(色気と)おどけた姿のバランスが特に良かったです。頼れる兄貴であり大黒柱のような雰囲気も。衣装も似合っていましたね。槍の扱いの迫力も。

骨喰藤四郎-定本楓馬-

記憶を失っているので役を作りすぎず~とパンフレットにておっしゃられていた通り初々しい感じがよく出ていました。そして見た目の儚げ感。う~ん美しい。知ろう、知りたいという姿勢が見えたのも良かったです。

不動行光-椎名鯛造-

大変難しい役柄だと思います。愛された過去を大切な宝物のように心に抱いている様子が垣間見られて泣けました。ストーリー的にとても辛い役柄。普段ちゃらっとしてる感じを出しているからこそ反動が大きい。上手く表現されていました。

鶯丸-廣瀬智紀-

よくぞここまで鶯丸の雰囲気、刀剣男士の雰囲気を出してくださったなと。やり過ぎるとわざとらしさが出そうなのに、ホントに上手に醸し出されてましたね。なりきるとはまさにこのこと。(個人的に衣装のポンポンがスキ)

無銘・倶利伽羅江-土屋神葉-

刀剣乱舞シリーズには出ていない男士とのこと。なかなか斬新なストーリーの組み立ての中、演ずるのは難しかったのではないでしょうか。刀の姿が映るシーンはやはり切ないものがあり、だからこそ彼が姿を露にした時の雰囲気のまっすぐさが清々しく、仲間になったことも1つの救いのように思いました。

ざっと印象を記しましたけど、皆様個性があり魅力的でした。



ストーリーについても…の前に、、私は伏線考察とか苦手でして(歴史にもうとい)なので難しいことは語れませんです。それをふまえた上での感想。


よく練り上げられていて、そして結構シビアでした。

タイトルからして花丸のようなわけにはいかないよな~と自覚しつつ、こういうまとめ方はやっぱりストーリーを作り上げる力量のある方が書けるものだろうなとも。強弱、静動の巧みさ。とはいえ、身内同士でのいざこざ、仲間割れの話しは少々安易だったようにも。三日月様がかなり孤立されていたように感じられたので、もっと男士たちは相手の心をくみ取る力があるはずなのでは?と、違和感を感じたのも確か(特に長谷部のイライラ感が…それともデフォなのかな?)。でもまあその流れが後半の大いなる救いを強めたようにも。

あと、この世界観だからこそというのか、男士それぞれにそれぞれの記憶があるとして、それが自己のみで完結しないことに(歴史のただ中にあるといった感じ)彼らの特殊性を感じました。特に、長い長い年月を過ごしたがゆえ多くの記憶を持つ三日月様を思うと切なくなりましたね(あのほんわか雰囲気には平安の世を知っているという他に達観という要素も含まれているのかもしれないな……)。

それに関連して心打たれる名シーンも幾つかありました。

印象的だったのは欄丸様と不動行光の関係性。これは見ていて辛かったですね。…きっと不動は欄丸様がいつもどんな思いで自分を所持していたか感じ取っていただろうし、別れを感じさせるシーンによって彼らは刀剣なんだ─様々な出来事を見てきたんだ─と改めて教えられたなと。なので、やはり三日月様にも繋がり、ゆえにあらゆるものの儚さを知るその表現に小さな草花を用いたことはとても心に残り切なくしみるシーンでした(あれ?書きながら目から水が)。

花…というと、桜の花びらのインパクトも強かったですね(ゲーム由来ですよね)。舞うスピードの違いによってその場の様子を柔らかくも厳しくもするという演出の妙。

全体の印象としては、少人数の男士でこれだけ物語が壮大になるのだから、ほんとに刀の歴史は奥深いですし、無限の可能性を感じました。


気になったことも幾つか。

小林靖子さんは刀剣乱舞の世界に女性を~という意図で可愛らしい女の子を登場させたらしいのですけど、私はその辺りを深く考えたことがなかったなと。この世界観に参加する割合の多さということでの登場なのか、他に意図があるのか。まあ男性のみ、女性のみの世界があっても別にいいか、な。

で、実は一番気になったのが時間遡行軍が登場する際の効果音の大きさでした。私が耳が弱いというのもあるでしょうけど、それにしても大きかった(映画館によるのかな?)恐ろしさを表現したかったのは理解できるのですけど。

それとエンディング曲ですが、参加されている面々は大変贅沢なんですけど、本編が静かに終わる感じだったので静かなインストゥルメンタルでも良かったかもです(個人的見解)。


ということで、気になる箇所は幾つかありましたけど、人気ゲームを基盤にしているからこそ難しい部分が沢山あるのではないかなと。ゲームやアニメ、舞台等のイメージがある中での実写映像化とか、知ってる人も知らない人も見て楽しめるようにするとか。そういった点ではなかなかよくできていたと思います。

初見なので何度か見るとまた印象も変わるかもですが、今のところはこんな感じです。


実写化というのは本当に色々と難しいとも思うのですが、予想以上によくできていてほっとしました。…それはやっぱり演者と製作陣の熱意が伝わってきたのも大きかったですね。大河を感じさせるスケールの大きさも良かったです。続編~というか、この雰囲気なら様々なストーリーでいけるかもしれないという…やはり無限の可能性を感じずにはいられないのでした。


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パンフレット

ん?ぬくぬくスペースからおもちちゃんが出てきて、る?

「もち、もち、もち」

2019年5月14日 (火)

甲鉄城のカバネリ 海門決戦

※ネタバレを含む感想となっています

 

 

 

まず初めに、観賞後の興奮のまま感想を述べると……

 

親が子を思う姿に泣かずにはいられませんでした。
見終えた後も思い出しては泣けてきて、これを書いている今もやっぱり泣けてきます。多分私はこれからも父親がとったあの行動を思い出すたびに泣けてくるんだろうな…と思います。それくらい本当に胸を打たれるシーンでした。

 

それにしても、、カバネってなんなのでしょうね?発生の謎というよりも、生駒と親友の逞生との会話から、カバネがただの動く屍ではなくどこかで恐怖や痛みを感じているのだとしたら…それはもう悲しすぎますよ。ゾンビが出る他の作品でも考えることはあるけれどこの作品はカバネ化前の姿をよく出すので特に、人間だった頃に思いを馳せて辛い気持ちになります。。

 

 

ここからは心落ち着かせての感想。

 

まずこの作品の最新作が見られることに感謝の気持ちが湧きました。次々に新しい作品が登場する日本アニメの中にあって、いったん終わりを迎えた作品での映像の続きってなかなか見られなかったりするので。なので3年の時を経て変わらぬメンバーの、いい意味での変わらぬ姿に(来栖、特に君だ)ああ、また会えた~と嬉しくなりました。
とはいえ、彼らの生きる世界の過酷さは相変わらずでしたけれども…というかさらに過酷さが増しているようにも感じましたけれども。映し出された映像からしても舞台となっている日ノ本のあちこちで生き残った人々が闘っているようで、いつか本当に平穏な時代は来るのか?到底そうは思えないんだけど?と、無尽蔵にカバネが増えてみえることにちょっと絶望的な気持ちにもなりましたね。で、そうした中でふと今回の映画を観て気付いたのですけど、、、首を圧迫して正気を保つことが生駒以外でもできるのならば、まずその事実を広げていくべきではないのかなと思いました。そうすればあの、装甲機関車に取り付いた無尽蔵のカバネを見て「(絶望しかねえよ……)」と思わずに済んだかも。

 

さて、ストーリーに関して。

 

とてもよくまとまっていたと思います。カバネリにまつわるもう1つの悲劇。父の娘への愛情。その父娘を思う部下の悲しさ…その様子が異様な雰囲気の要塞と共に素晴らしい力量で描かれていました。

 

ただ、前半はなんというか気になる部分が幾つかあって…それは例えば恋愛要素が強めだったり、無名(穂積)ちゃんのサービスショットなのかな?と感じる部分がやたらとあったり(というかあんなにお胸強調衣装だったか)、小さい人物の描き方がやはりちょっと雑かもだったり。私個人としてはうーんだったのですけど、後半に向かうにつれ神がかり的なシーンが続出しだすとそちらに神経がいき、スタッフの皆さんの本気に絶句させられっぱなしになったので、まあ賛否入り交じっていた感じでしょうか。

 

で、そうした印象についてアニメージュ6月号の監督のコメントを読んで合点がいったのですけど、、
監督にとってはカバネリという作品の魅力の中心は「無名」だそうで(きっとそうした人が大多数なんでしょうけど)私はそれが「生駒」なんですよね。なので根本的に違っていたわけです。無名の可愛いさに力を入れ、デレの部分もお待たせしました…的なことを語る監督とはそりゃ合わない部分も出てくるわけで。その他にも‘とにかくエンタテインメントしよう、サービスに徹しよう’という考えも、ファンのことを思ってくれることは大変ありがたいのですけれども、観点がずれてしまうとうーん?と引っ掛かる部分に繋がってしまうので難しいなと。
その引っ掛かった部分というのがエンディング。ちょっと陽気すぎた…かも。甲鉄メンバーが幸せそうにしている姿は嬉しいけれど、私は地上波の静かなエンディングがとても好きだったので(あと静かな方が余韻に浸れる)。パンフレットにてエンディングをああした意味は理解できましたが(そして納得)。あと、欲を言うと父と娘の直の交流ももう一度見たかったです。子供なので人間姿の最後の様子はあえて描かなかったのかもですが(雪の表現は素晴らしかったけれど)もう一度抱き締めてあげてほしかったな。。。。

 

話しを戻して、気になった恋愛的要素ですが正確にいうと全てが引っ掛かったわけではなく菖蒲様と来栖の二人は全力で応援できました。甲鉄城を動かす侑那と巣刈もお似合いだと素直に思えたのも事実(侑那の脱衣姿は格好いいし巣刈の計算能力&行動力も素敵だったさ)。じゃあなぜ生駒と無名は引っ掛かったのかというと、生駒が無名に妹を重ねているからなんですね。近親感情云々じゃなくて、後々この二人は共に生きていくだろうと分かっていてももう少しだけ生駒に妹のことを考えさせてあげたかったなと。ちなみにその辺りは生駒役の畠中祐さんもパンフレットにてバッサリ意見してて(こんな状況のときに恋愛なんか的な)それを無名役の千本木彩花さんが色々かばってらして、その様子が映画内の二人そのものだったことになんだかほっこり。でもまあ、ラストの無名のとんでも行動によって生駒は多分目覚めちゃったでしょうから…ああなったらもう皆が幸せになってくれればいいのか、な。

 

ちょっと辛口になってしまいましたけど、全体としてはとてもよく描かれていたのであしからず。

 

そのよく描かれていた…絶句させられた名シーンの1つをあげると、装甲機関車が奪われるシーン。先にも書いた通り群がるカバネ達の姿に、言葉は悪いのですけど「(絶望しかねえよ……)」と呆然と呟いてしまいました。それしか思えないほど凄まじいシーンでした。でも凄いのは、その絶望しか感じられなかったところから、いつの間にか甲鉄城のメンバーを中心として希望が芽生え始めることなんですよね。思えばこのメンバー全員の強さと明るさにどれだけ救われてきたことか(食べ物を守ろうとする細かい演出も良かった)。1人1人がちゃんと動いてラストへと繋がるシーンは改めて皆のことが好きだと思いました。

 

で、ちょっと振り返り。

 

テレビ地上波で放送された総集編を見て、どこが優しさを感じるんだ⁉(東京ウサギで書いた以前の感想記事にて)と思ったのですけど、最後の最後で正気を取り戻した景之と雲母の様子から、やっぱりどこか優しい作品だと思えたのは良かったです。他にも、無名と景之の娘である深雪の精神の交流にしても、生駒と無名の中に生きる大切な存在をふと感じるのも(美馬様生きててほしいけど……ムリカ)凄まじい残酷さの中に時おり光る粒子のごとき存在する救い、それが、私がやっぱりこの作品に惹き付けられる理由の1つなのだと改めて思いました。

 

ストーリー以外の全体の印象も。

 

背景が終始高クオリティで感動しました。素晴らしすぎ。海門のランダムだったり高低さがあったりする建物の様子を違和感なく描いていたところが特に凄かったです。最終舞台である城内や坑道のおどろおどろしい雰囲気も怖かったですし、それとは全く別の自然の柔らかい風景も素晴らしいものでした(背景画展とか開催されないかな)。
人物も小さい描写はあれでしたけど全体としては美しく、激しいアクションシーンの細かな動きは驚嘆させられっぱなしでした(生駒が怪物に連射する演出も鳥肌もの)。

 

音響に関してはやっぱり映画館で聞くとたまらない迫力を味わえますよね。私は耳が弱い方なのでガチャガチャしてると苦痛に感じてしまうのですけどそれも皆無。声優さん達も皆様持ち味を発揮していて素晴らしかったです(生駒役の畠中さんは喉が心配になるほどの迫力)。そうした中、景之役の三木眞一郎さんは声質といい感情の乗せ方といい上手いの一言。うなりました(観賞後パンフレットで三木氏と知りガンダム00のロックオンだよと興奮)。

 

そして音楽は澤野弘之さんですよ。私はこの方天才だと思ってるんですけれども、主張しながらも本編を邪魔せずむしろ盛り上げるメロディにやはり感動しっぱなしでした。パンフで語っていたように相当なスケールがありましたね。ただ、ただ、、、もう1つ欲を言うと「ninelie」はAimerさんのものが聞きたかったです(実はそこを結構楽しみにしていた)もしくはアニメの英語verか。Aimerさんの声もカバネリを作り上げる1つの大きな要素だと私は思っているので。

 

というわけで、あれこれ述べましたけれども名作であることは間違いない作品です。

 

再び甲鉄城の世界を見られたことに感謝。

 

そして最後に、地上波でも思ったのですけど…お米は大切に食べようと思います。

 

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パンフレットと映画館で販売されていた甲鉄城の親鍵モチーフのキーホルダー(大切にします)

 

2018年12月31日 (月)

~コーヒーブレイクⅣ~

ティータイムを終えて、次は個々の作品の感想を~と書いてから1年。

…タイムスリップかな?

今年はいつになく地上波のアニメにハマりまして…見てました。

結果こちらに何も書けなかったという、、、言い訳。

でも映画(Blu-ray&DVD等含む形)に対する興味は一切覚めていません。幾つか観ましたし、電器店やらレンタルショップやら古本屋やらで好きな作品、観たい作品を見つけては購入してました(ダウンロードも便利だけど形として残したい派)。

でも、積んでます。←今ここ

アニメや映画系以外では地上波ドラマでなかなかいい出会いがありましたね。
幾つかあげると、、

テレビ朝日「dele」とフジテレビ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」

どちらも再放送でしたが、気付けてよかった。

よく海外ドラマを見ると(「CSI」シリーズとか)1話完結形式の限られた時間内で、それはもうよく話が練られていて感心したりするのですが、上の2作品は日本のドラマも負けてないなーと思わせてくれました。そしてどちらも俳優の演技が(脇役含め)素晴らしい。こういうよくできた作品を見終えると充足感をたっぷり感じられます。

他に、もう少しシリアスなところではTBSの「アンナチュラル」もストーリーもろもろよく作られていました。俳優もそれぞれの雰囲気をよく醸し出していた印象。逆に緊迫感はないものの日本テレビの「獣になれない私たち」というドラマも独特のテンポがあって結構好きでした。こちらは演技を丁寧にされてた印象。

さかのぼると、ご飯系ドラマの「孤独のグルメ」や「ワカコ酒」もハマりましたね。どちらも美味しそうに飲んだり食べたりするのでやたらお腹がすくという……。


というわけで、心の糧の1つである映画という存在に感謝しつつ、来年こそは出会った作品への想いを書けたらいいな~と思います。

タイムスリップしませんように。

2017年11月22日 (水)

ティータイムⅡ-⑧

【黒執事】

原作未読です。でも人気の高い漫画作品だと知っていたので、また難しい原作を選んだな~と思いました。実写化って難しいと思うのですよね(そして厳しい意見が多いようにも思う)。

で、今回はどうだったか?と問われたら未読なのでなんともいえませんが、微妙な部分もあるけれども成功している部分もあるように感じました(こうとしか言えない)。役者の皆さんに対しても、描かれるシーンにしても、良いという時と「ん?」という時があった感じ。でもそんな中で総じて良かったのがセットとか美術とか建物。主人公の住むお城は広くて豪華でお庭も手入れされていて中途半端さのない突き抜けた豪華さが良かったです。
そしてお話しもなかなか良かったと思います。

で、演出についてですが、アクションは申し分なし。所々コメディチックなのも面白い。まあ、特殊パーティーがありきたりな男女いちゃこらだったのはいまいちでしたけれども…。

そして登場人物。執事役の水嶋ヒロさん、この方ありきで映画制作の話しが進んだような記憶があるのですけど、登場シーンのセリフ回しに多少の違和感を感じつつも間違いないといった印象でした(漫画読者の印象はどうあれ)。そして剛力彩芽さん。女の子が男の子になるらしく…原作の内容がどうなのかは分かりませんが絵的には拝見したことがあったので、ちょっとイメージが違うかな~と思いました。何歳の役なのか分からないのですけれども、こんなに幼い顔されていたかしら?というくらいなんだか幼く見えまして(&時々芦田愛菜ちゃんにも見えるような)、元々ボーイッシュな感じがとても魅力的な方なので「僕」とかは似合っていたのですけれども…。でも、最後にベッドの上で凄く良い表情をされるのですよね…そこは大変素敵でした。

とはいえ、所々名シーンはありました。メイド役の山本美月さんが(アクション格好よかったなぁ)剛力彩芽さんに対して「しおりお嬢様…」というところとか、叔母役の優香さんが(名演連発されてました)最後に涙するところとか。命を張って剛力彩芽さんが屋上に行くところとか結構涙を誘われたシーンも。

ところで、なんとなく主従の関係を越えて恋愛的要素を主人公二人が醸し出していたのは(とくに最後の辺)気のせいでしょうかね?でもこれいい感じだな…と思いました(原作未読なのでry)。というわけでの話題作。なんだかんだ書きましたけど続編ありだと思いましたよ。全体的にはなかなか良かったと思います。

【蟲師】

まず映像が昔の時代劇映画のような雰囲気なのですが、それを受け入れるのに抵抗がありました。だけではなく、割と「うーん」と思う部分が多かった気も。

女の子の症状を抑えるために床に寝転がって蝸牛のような蟲から菌糸のようなものが伸びギンコに入る下りも、後々彼に悪影響を及ぼすのではないかと思いましたが特に何もなく、肝心の女の子のことも盛り上げた割にはきちんと締めくくってないような…あれ?もう終わり?という感じ。ちょっと原作を読んでいないのでなんともなんともなのですが…うーん。暗い気持ちの時は見ないほうが良いかも、とも。

で、江角マキコさん演ずる‘ぬい’と幼き頃のギンコと現在のギンコの交差も理解できませんでしたし、ぬいのその後の姿には衝撃を受けましたが、じゃあ、じゃあこの二人はどうなって行くのか…こちらとしてはぬいが救われ、ギンコも色々思い出し…を期待したのですけれど完全なる肩透かし。「(ま、まさか終わりじゃないよね!?)」という不安と共に現れたエンドロールには非常に落胆しました。

なんというか、素人ですが見る者として正直に書かせてもらうと色々な部分が成立していないように思いましたね。疲弊したギンコが旅をしながらいつしか戻って行くのも違和感あり。こういう場合、それでもどこかに救いを求めてこの部分が良いと感じながら見るのですが(音楽が良いとか雰囲気が良いとか)最初に書いたように映像もなかなか受け入れられない中でのこの展開…もう見ることは無いかもなぁとすら考えてしまいました。

それでも唯一良いと思ったのが虹が現れるシーン。夜の虹的な部分は良かったです。
とはいえ出演者に関しては青井優さんはとてもお美しかったし、オダギリジョーさんのギンコもなかなか合っていただけに(かつらの自然さも良かった)、残念。監督である大友克洋さんといえば、書かずにはいられない名作すぎる名作の『AKIRA』をどうしても浮かべてしまうのですけれども、でも『スチームボーイ』はあまり良くなかったなぁとか思ったりもして、難しいですね映像の世界とは。

【脳男】

出演されている生田斗真さんといい二階堂ふみさんといい、神がかり的な演技をする方達が揃ってこその映画という気がしました。松雪泰子さんの安定した女医役、江口洋介さんも然り(途中邪魔するな~と思いましたけど、最後には良い仕事をしたぞと)。

ちなみに生田斗真さんはジャニーズJr.時代から知っていますけど、正直その頃は少しもっさりした印象だったので、ま~こんな優男になるとは。そして前もどこかで書きましたけどジャニーズさんはどういう教育をしているのか、皆さん本当に演技が上手い。生田さんものりうつっていました役柄が(というか何を見てもそう)。二階堂ふみさんも少し宮崎あおいさんにも見えましたけど凄かったです。

内容は、題名からはちょっと想像できなかったというか、ある意味究極の人間兵器というのですかね、映画とはいえそれが生み出される過程や表現は見ごたえがありました。終盤の、感情が無いからこそ見せた笑顔は鳥肌もので、一見の価値ありだと思います。

【曲がれスプーン】

【天地明察】

【間宮兄弟】

【この世界の片隅に】

【心が叫びたがってるんだ。】

【カケラ】

【永遠の0】

【風のノルダ】

【パーマネント野ばら】

【育子からの手紙】

【ももへの手紙】

【ホノカアボーイ】


というわけで、長いティータイムとなってしまいました。

しかも殆ど書けてない&邦画ばかりで洋画ナッシング(観てはいる)。からの日々新しい作品が積まれていくという…更にそこに漫画だ小説だとプラスされてきたものだから──時間管理ができない私は軽くパニック状態に陥りつつあります。でもそれだけ沢山の作品があるというのは幸せなことですよね。。

さて、とりあえずここいらでお茶飲みをやめて、一作じっくりに戻ろうかと思います。

2017年7月 9日 (日)

ティータイムⅡ-⑦

【リリイシュシュのすべて】

思春期の頃に芽生える心の闇を、言葉にするには難しい世界を上手く表現しているな~と思いました。ほんと、あの時代ってなんなのでしょうね…私も相当芽生えましたから謎の闇が。

物語の全般で現れるSNSでの会話、ハンドルネームとかそういう所ってセンスが出ると思うのですけど、一歩間違えると何かダサいな~いかにもだな~(自分のことはさておき)と感じてしまって興醒めしてしまうんですよね。でもそれはありませんでした。リリイの唄も良かった。

沖縄旅行はちょっと長く感じましたし、ちょっとなんでしたけど、あそこがターニングポイントとなってますからね、海の中からの映像も美しかったです。

でもやっぱり色々悲しかったですね。タガが外れた星野を中心とした闇が…十代の頃の独特の雰囲気…性の表現については少々引きましたけど(なんか気持ち悪かった)演ずる俳優さんも若いのに実力揃いでした。

終盤に関しては究極な感じとピアノの旋律の切なさを感じつつ、時間交錯とか分かりずらい部分もありました。ラストもちょっと唐突な感じがしました。


【海街ダイアリー】

全体の丁寧な雰囲気がいいな~と思いました。紫陽花とか桜とかも美しかったです。

そして皆さん演技がお上手。特に広瀬すずさん良かったです…が、演技以外でのスタッフさんに関する発言問題とか正直うーんと感じる部分も。裏方という仕事に憧れる人間もいるわけで。そして演者だけで作品は決してできないわけで。


【藁の楯】

お金をかけてもつまらない作品もあれば、お金をかけても面白い作品もある。勝手な感想として正直に書きます。この作品は前者だと思いました。

派手なアクションシーンや演出あり、制作に力を入れているのは分かりましたけど何かが足りない。そして、なぜあんな状態で目を離す?とも。

実力派揃いの俳優さんばかりでしたけど、内容や流れが上手くいってこそ生かされるのだろうか…とも。

松嶋菜々子さんは作品によっては好きな方なのですが、この作品にはあってなかったように私は感じました。


【東京タワー】

年の差恋愛。

この黒木瞳さんなら恋してしまうかも…という美しさ。岡田准一さんが体をはってらして(ご本人ですよね?あのシャワールームでのbody)、キレもあって新鮮でした。多分若い男性というのを強調したかったのかも。

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